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2007年10月 アーカイブ

2007年10月02日

【出張版オールニートニッポン】 フリーター労組のオールニートニッポン(仮) 第3回

【出張版オールニートニッポン】
フリーター労組のオールニートニッポン(仮)第3回
ポッドキャスト&オンデマンド版

 
こんにちは、約1か月ぶりに「フリーター労組のオールニートニッポン(仮)」の配信です。
今回はゲストに雨宮処凛さんにお越しいただきました。
 
「(1)戦争と労働――雨宮処凛さんをお招きして」では、
雨宮さんとフリーター労組さんとの出会いを振り返りながら、
フリーター労組さんの歩みと労働問題が盛り上がってゆく過程について語られました。
 
「(2)戦争を求める貧者」では、とくに、赤木智弘さんの論文に関して、議論が白熱しました。
 
大好評「プレカリ文芸批評」、今回は小説『バンギャル ア ゴーゴー』が取り上げられています。
著者の雨宮処凛さんを前にして、どのような批評が行われたのか、要チェックです!
 
面白い番組になっております。どうぞお楽しみください!


【収録日時】 2007年9月24日(月)20:00~22:00
 
【番組内容】
(1)戦争と労働――雨宮処凛さんをお招きして
・雨宮さんとフリーター労組との関わり、歩み
・2006年4月30日の「自由と生存のメーデー06」から
 
(2)戦争を求める貧者?
・貧困 → 戦争の流れの中で、労働組合はどうすればいいのか?
・貧困に対する怒りが戦争でなく、反戦へ導くことはできないのか?
・つらい日常生活より戦場での名誉な死がほしい?
・赤木智弘さんの提起した問題をめぐって。
・社会の流動化の手段としての戦争?
 
(3)プレカリ文芸批評
・雨宮処凛『バンギャル ア ゴーゴー(上下)』(講談社)
 
【出演者】 雨宮処凛さん、日野さん、梶屋大輔さん、ソノさん、ミノフスキーさん、組合員Tさん、のっぽさん(司会)
 
フリーター労組さんの公式HPは、こちらです。
 
※上から順番にお聴きください。
※聴き取りにくい箇所があります。ご了承ください。
 
Part1

Part2

Part3


 
【関連書籍】 

雨宮処凛 『生きさせろ! 難民化する若者たち』(太田出版)
雨宮処凛 『バンギャル ア ゴーゴー 上』  『バンギャル ア ゴーゴー 下』(講談社)

10月12日 「雨宮処凛のオールニートニッポン」1周年記念イベント開催のお知らせ

社民党党首・福島みずほ氏、ガテン系連帯・共同代表池田一慶氏、
『今日、ホームレスになった』著者ゲスト出演!

「雨宮処凛のオールニートニッポン」1周年記念イベント
 
今月の「雨宮処凛のオールニートニッポン」は、本放送1周年を記念し、社民党党首・福島みずほ氏、ガテン系連帯・池田一慶氏、そして『今日、ホームレスになった―13のサラリーマン転落人生』著者の増田明利氏をゲストにお迎えいたします!
 
グローバリゼーションによって拡大するそれぞれの格差から、人間の生存や尊厳をいかに守るか。使い捨てされる肉体労働現場で働く人たち、若年化するホームレス、さらに追い討ちをかける自己責任論……、それに対する守るべき生存権や今後の政策・行政のあり方などをめぐって、今後の日本社会への提言を頂きます。
 
「こんな状態だったらニートのままの方がマシだ!」そんな声も聞かれる劣悪化する社会をどう変えていくべきか? みなさんと共に考える機会になれば幸いです。この貴重な機会に、ぜひとも皆様ご来場下さい!
(※本放送はインターネットラジオでも生放送でお聴きになることができます。)
 
【日時】 2007年10月12日(金) Open 18:30 / Start 19:00
 
【会場】 アップリンクファクトリー(渋谷)
 http://www.uplink.co.jp/info/map.html
  
【出演】 福島みずほ(社民党党首)、池田一慶(ガテン系連帯共同代表)、増田明利(『今日、ホームレスになった』著者)、雨宮処凛(作家)
 
【プログラム】

■第1部(19:00~19:55)
 テーマ:ガテン系の職場のリアル、使い捨ての若者たち、ホームレス化する若者たち、ほか

■第2部(20:00~21:00)
 テーマ:守るべき生存権、今後の政策、連帯、行われるべき支援、ほか

■第3部(21:10~21:50)
 テーマ:放送終了後のトーク、会場のみなさんとの質疑応答

■打ち上げ(22:00~別会場にて)
 
【定員】 80名
 
【料金】 前売り\1500/当日\1800円
 
【URL】 http://www.allneetnippon.jp/

【事前申込(前売り扱い、当日精算になります)】
○件名「10/12 雨宮処凛のオールニートニッポン 参加希望」
 ※申込み締切り:10月12日(金)AM10時まで
 ※下記に必要事項をご記入の上、ann-entry@kotolier.org 宛にメールをお送りください。
 
○問い合わせ先:ann@kotolier.org
 ※お名前、メールアドレス、問い合わせ内容を明記してください。
 
――――――――――――申し込みフォーマット――――――――――――

■ お名前:
■ 所属(学生は大学および学部・学年など):
■ メールアドレス:
■ 緊急連絡先  :
■ 申込理由(3行程度):
 
■ 出演者への質問:
 
――――――――――――申し込みフォーマット―――――――――――― 
 
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NPOコトバノアトリエ「オールニートニッポン事務局」
担当:小穴、山本
〒113-0033 東京都文京区本郷1-14-8 丸山ビル5B
TEL / FAX:050-1071-8324
Copyright (c) NPO Kotoba no Atelier All rights reserved.

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●過去のイベントの様子 2007.8.10

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●過去のイベントの様子 2007.2.23

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2007年10月05日

◇生放送を聴く:10月5日(金)19時~21時

第3回 貴戸理恵の不登校系トークラジオ

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今日のテーマは「不登校のその後 Part2」。スタジオゲストには不登校経験者のめぐ君(10代・男性)とあっちゃん(20代・女性)をお招きします。前回の理論・学術編に続き、今回は当事者である若者たちのリアルな声をお届けします。

(貴戸理恵さんへの質問・相談を受け付けております。ラジオネームを添えて、コチラまでお送り下さい。)
 
play.gif←本日の放送は終了しました。(次回の放送は10月12日19時~の予定です。)
 
【放送日時】

2007年10月5日(金)19:00~21:00

 ※19:00~21:00の時間帯だけ視聴可能です。それ以外の時間は視聴できません。

 ※放送を聞くためには「Windows Media Player」が必要です。

 ※ライブ音声が途中で止まった場合は、Windows Media Playerの再生ボタンをクリックしてください。
 
【出演者】
貴戸理恵
めぐ君(10代・男性)
あっちゃん(20代・女性)
 
【ライブチャットルーム】

番組放送中、番組に対するご意見・ご質問をライブチャットでお寄せください。

(ご記入いただいた内容は番組中にご紹介する可能性があります。)

⇒⇒ コチラをクリック
 
【ご意見・ご感想用BBS】

番組放送中、BBSを開設しています。ご意見・ご感想をお寄せ下さい。

(ご記入いただいた内容は番組中にご紹介する可能性があります。)

⇒⇒ コチラをクリック
 
感想はこちらへmail.gif
 

2007年10月06日

第3回 貴戸理恵の不登校系トークラジオ

第3回 貴戸理恵の不登校系トークラジオ
ポッドキャスト&オンデマンド版

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今回のテーマは「不登校のその後 Part2」。スタジオゲストには不登校経験者のめぐ君(10代・男性)とあっちゃん(20代・女性)をお招きしました。前回の理論・学術編に続き、今回は当事者である若者たちのリアルな声をお届けしております。
(貴戸理恵さんへの質問・相談を随時受け付けております。質問・相談内容にラジオネームを添えて、コチラまでお送り下さい。)
 
【放送日時】 2007年10月5日(金)19:00~21:00
 
【出演者】
貴戸理恵
めぐ君(10代・男性)
あっちゃん(20代・女性)
 
※上から順番にお聴きください。

Part1

Part2

Part3

Part4

Part5

2007年10月09日

ゲームあふるる国に生まれて 第8回「ニコニコ動画でゲームを追体験」

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第8回 ニコニコ動画でゲームを追体験
 
 ここしばらく、単行本執筆に集中していたために、この記事が遅れてしまったことを、読者の皆様にお詫び申し上げます。
 
 さて、今回はゲームそのものというよりも、ゲームの新しい楽しみ方を紹介したいと思います。
 
 ご存じの方もいるかも知れませんが、最近インターネットの新しい形の動画投稿サイトと注目を浴びているのが「ニコニコ動画」です。
 
 ニコニコ動画では、投稿された動画の上に視聴者がコメントを書き込むことができ、他の視聴者と擬似チャットのようなことができます。
 
 いろいろと面白い動画があるのですが、私が最近気に入っているのが、TVゲーム関連の動画です。 アイドルマスターMADや、スーパープレイ動画はもちろん、自分が昔にプレイした、隠れた名作を普通にプレイしている動画を見るのも楽しみです。
 
 子どもの頃には同じゲームをリアルタイムでプレイしながら会話することもありましたが、大人になり、ソフト数が増大し、プレイするゲームが細分化すると、同じゲームで共通の会話をすることもなくなり、ファイナルファンタジーシリーズなどの大作を除いた、普通の名作ゲームについて、他人と話をすることも無くなっています。
 
 しかし、ニコニコ動画という、実際にプレイしている動画を目の前に、プレイしていた当時のことを思い出しながら、他人のコメントを読んだり、自分でも書き込んだりしていると、まるでリアルタイムにそのゲームをプレイしながら、友達と感想を言い合っているような感覚になってきます。
 
 また、未プレイをしていない人が動画を見るようなこともあり、そうした人が自分たちがかつて反応したタイミングで、同じようなリアクションをしているのをみると、ちょっと楽しい気分になります。
 
 もちろん、動画サイトには著作権など、さまざまな問題が山積していることは知っています。
 
 しかし、TVゲームを始めとして、動画サイトがさまざまな映像作品の新たな魅力を発掘したり、新しいユーザーを獲得する場になっていることも事実です。
 
 できれば、いまのまま、厳しい締めつけが動画サイトに及ばないことを、私は望んでいます。
 
 そして、TVゲームを始めとするさまざまな映像メディアのエバンジェリスト(伝道師)として動画サイトが発展していけばいいなと思います。
 
感想はこちらへmail.gif
 
これまでの「ゲームあふるる国に生まれて」

2007.7.17 第1回「あの頃のゲームセンター」
2007.7.25 第2回「レイトン教授の体操」
2007.8.3 第3回「「オンライン対戦」によって脚光を浴びた、「あの」ジャンル(その1)」
2007.8.28 第4回「「オンライン対戦」によって脚光を浴びた、「あの」ジャンル(その2)」
2007.8.28 第5回「ハイ&ローの愉悦(その1)」
2007.9.3 第6回「ハイ&ローの愉悦(その2)」
2007.9.13 第7回「ドラゴンクエストと大人になること」

名前はまだ無い 第6回「「ひきこもり」支援・雑感(その2)」

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名前はまだ無い 第6回「ひきこもり」支援・雑感(その2)
 
本題に入る前に告知をさせてください。
このたび青弓社から『ひきこもりの〈ゴール〉:「就労」でもなく「対人関係」でもなく』
を上梓しました。今年3月に提出した博士論文を書籍化したものです。
 
当事者にとって「ひきこもり」とは一体いかなる経験なのか。
そこから〈回復〉するとはどういうことなのか。
なぜ彼/女らは〈社会参加〉でき(し)ないのか。
 
本書はこれまでの調査経験をもとに、
こうした素朴だけれども根本的な問いに答えることを試みました。
自分なりに納得のいく答えを出すことはできましたが、
今後いっそう議論を深めていくためにも
多くの方に読んでいただきたいと思っています。よろしくお願いします。
 
こちらに簡単な内容紹介と目次があります。
http://www.seikyusha.co.jp/books/ISBN4-7872-3276-2.html

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前回は、「ひきこもり」の支援をするのは、
言い換えれば社会との接点を模索している人たちを支えるのは、
「ひきこもり」の関連団体だけじゃなくてもいいのではないだろうか、
ということを書きました。
今回は、この考えの背景について書いてみようと思います。
 
■「ひきこもり」コミュニティの“外”には職業社会しかないのか?
 
前回も書いたように、たいていの「ひきこもり」支援は
家庭→居場所(フリースペース、自助グループetc.)→職場(≒社会)
といった感じで、引きこもっている人を社会に接続させようとします。
ただ、ここで言う「社会」は「職業社会」に限定されているような気がして、
それがどうもしっくりこない。なぜか。
 
まず、居場所と職業社会のギャップの大きさ。
今の日本では働いているかどうか/金を稼いでいるかどうかによって
人間の成熟度合いをはかろうとする価値規範が支配的ですが、
職業社会はそれが最も顕著なところです。
一方、居場所はそうした価値規範から距離を置くことで
当事者の自尊心の回復が助けられるようなところだと言えます。
だから、仮に居場所で安定して過ごせるようになったとしても、
それは居場所が「ひきこもり」を否定しない場だからであって、
その“外”に出て行けるかどうかは、また別の話のような気がするのです。
 
現状では居場所に慣れてきたら職業社会へと駒を進めるのが当たり前だとされていますが、
それは、引きこもったことのない人、引きこもっていない人が考えている以上に、
難しい(そして恐ろしい)ことなのではないでしょうか。
だから就労支援が盛んに行なわれるようになったのだとは思うのですが、
直線的に職業社会を目指すのではないようなやり方があってもいいんじゃないか。
居場所に飽き足らなくなったからといって、
すぐに職業社会に参入できるとは限らないんじゃないか。
そもそも職業社会への参入だけが「社会参加」ではないはず。
もちろん生活を営むためにはお金を稼ぐことは必要だけれども、
そればっかり考えるのは何かちょっと違うんじゃないか。
 
まだまだうまく言葉にならないのですが、
こういった違和感や疑問に応えていく一つの道筋として、
居場所からいきなり職業社会を目指すのではなく、
「ひきこもり」には直接関わってはいないけれども様々な活動をしている
NPO団体につながってみるというのもありなのかもしれない。
そういうことを8月からの調査を通して考えるようになりました。
 
→つづく
  
感想はこちらへmail.gif
 
いままでの「名前はまだ無い」

2007.7.18 第1回「にがてなもの」
2007.7.27 第2回「身もフタもない」
2007.8.3 第3回「「ひきこもり」原因論・雑感(1)」
2007.8.27 第4回「「ひきこもり」原因論・雑感(2)」
2007.9.13 「「ひきこもり」支援・雑感(その1)」

人生曲折「つまづき業(ぎょう)くん」 第12回「僕のいばしょ2」

第12回 僕のいばしょ2  作:くまき由佳
 
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感想はこちらへmail.gif
 
いままでの「人生曲折「つまづき業(ぎょう)くん」」

2007.7.12 第1回「俺 つまづき業(ぎょう)①」
2007.7.12 第2回「俺 つまづき業(ぎょう)②」
2007.7.13 第3回「つまづきデート①」
2007.7.13 第4回「つまづきデート②」
2007.7.27 第5回「違った意味でガーン」
2007.8.8 第6回「夏目氏とナンパ①」
2007.8.8 第7回「夏目氏とナンパ②」
2007.8.28 第8回「一石二鳥」
2007.9.3 第9回「止まらないつまづき君」
2007.9.25 第10回「つまづき添い寝」
2007.9.25 第11回「僕のいばしょ」
 

絶望男の逆襲 第13回「家族と孤独」

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第13回 家族と孤独
 
昨夜、強烈な夢を見た。大抵の夢は忘れる。現実生活が夢を記憶から消し去る。だが、イメージは残る。俺の見た夢もイメージの断片だ。父を除いた3人の家族が道路の真ん中で何か作業をしている。近くにバス停がある。ほろ酔い加減の親父がバスに乗った。3人は親父に気づかれないように作業を続けた。俺がドジッた。弟が怒った。「もう一緒に暮らしたくない。どこかへ行け!」と怒鳴った。行く所も金もないと俺は答えた。弟はこの日のために金をとっておいた。そう言い、俺に幾らかの金を手渡した。そこで目覚めた。夢は終了。
 
道路の真ん中でどんな作業をしていたのか。なぜ、道路の真ん中なのか。母は何をしていたのか。わからない。わかることは強烈なイメージ。感覚だ。弟に追い出される。家族から見捨てられる。独りぼっちになる。淋しさに身が震える。そんな感覚が残像のように後をひいた。
 
家族と離れて暮らした経験がない。45年間ずっとだ。K工業時代に一人部屋を与えられたが、同じ寮だった。常に誰かが側にいた。完全に独りになることがない。裏を返せば、家族以外の緊密な人間関係を知らない。ここ2年、母は身体が優れず毎日家にいる。当たり前になった。そのせいか少しでも家に誰もいなくなると不安に襲われる。情けない。まるでガキだ。
 
一人暮らしをするべきか。家族と会えない距離の場所で。そうできたら俺の人生にも大きな変化が起こるかもしれない。良くも悪くも。自分を変え、人生を前に進めたいなら、家族を見捨てよと心理学から学んだ。「見捨てられる」のではない。見捨てるのだ。真理だと思うが。
 
俺にはできない。第一に金がない。生活保護を受けながら一人暮らしをする方法もあるらしい。が、孤独に耐えられるだろうか。少なくとも今の俺には無理だ。孤独が怖い。
 
家族以外の人間関係を築きたい。できれば異性のパートナーと。言葉などなくてもいい。誰かが側にいる。それだけで安心できる。大切なのは寄り添えることだ。つかず離れず。
 
実力や実績がものをいう社会。金がすべての世の中。強者が弱者を管理し、権威が大手を振る現実社会。群れたがる人々。俺のような孤独を怖がる人間にはキツイ。だが、だからこそ体制に刃を向けたい。俺は本気で怒っている。そんな想いを世に発信したい。まだ作家としての芽は出ていない。未だ無名人だ。実力、実績、金、権威、すべてない。今はそれでいい。物事には段階がある。俺は家族をいつか見捨てる。孤独を受け入れる。夢のなかで弟が俺に言った意味が何となく理解できてきた。「兄貴よ、自分の人生を生きろ」
  
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いままでの「絶望男の逆襲」

2007.7.12 第1回「笑顔のない男」
2007.7.18 第2回「孤立感」
2007.7.23 第3回「天涯孤独になるまで」
2007.7.30 第4回「やせ我慢」
2007.8.8 第5回「絶望の根っこ」
2007.8.27 第6回「人間のクズ」
2007.8.27 第7回「登校拒否」
2007.9.3 第8回「昼夜逆転」
2007.9.3 第9回「無常」
2007.9.10 第10回「人から逃げよう」
2007.9.25 第11回「欝屈」
2007.9.25 第12回「願わくば」
 

貧困襲来! 第7回「エム・クルーユニオン結成」

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第7回 エム・クルーユニオン結成
 
グッドウィルが違法天引きした「データ装備費」を創業時にさかのぼって返還させるグッドウィルユニオン訴訟の第一回公判が開かれ、北九州市生活保護問題検証委員会が北九州市で起きた餓死事件に対する北九州市の対応を「極めて不適切」と非難した今日10月1日、東京で第4の日雇い派遣ユニオンが誕生した。
 
名前は、エム・クルーユニオン。株式会社エム・クルーで働いた人たちが作る労働組合だ。
 
エム・クルーと聞いても、ピンとこない人が多いかもしれないが、レストボックスと言えば、「聞いたことがある」と言う人もいるのではないだろうか。「元ホームレス社長」前橋靖(おさむ)氏が経営し、「フリーターに夢を」と謳っている会社だ。レストボックスとは、家のないフリーターが安く宿泊できる安ホテル。エム・クルーはレストボックスを運営しつつ、そこに泊まっている人にも泊まっていない人にも、日雇仕事を紹介している。
 
しかし、その仕組みは、エム・クルーの自己宣伝とは裏腹に、怪しいところが満載だ。まず、フルキャストが返還し、グッドウィルも2年分については返還すると約束している使途不明の違法天引き金額が、エム・クルーの場合500円にのぼる。フルキャストが250円、グッドウィルが200円だから、破格の高さだ。
 
そして、紹介される仕事先は、ほとんどが建設現場。建設現場への労働者派遣は法律で禁じられているから、エム・クルーはこれを「請負」と主張しているが、それならばエム・クルーが現場の担当部署を管理・運営しなければならない。しかし実際には、送り込まれた先の会社の指揮下に入っている。つまり、違法派遣をごまかすための偽装請負だ。
 
私もエム・クルーに登録して働きに行ったが、最初に送り込まれた現場は、私一人で、完全に派遣先の会社の指揮下に入って仕事をした。私立学校の宿舎改修現場だった。初めての人間がたった一人で、担当部署を管理・運営することなどありえない。間違いなく偽装請負だった。そして、ちゃんと?500円が天引きされている。
 
今日、数名の仲間とエム・クルーユニオンの結成大会を開いて、会社へ通告しに行き、給与を取りに来た人たちに組合ができたことを告げた。私とともに副代表に就任したTさんは、エム・クルーでの勤務回数が400回にのぼる。20万円を不当に搾り取られていた。
 
会社に出向いて、一番残念だったのは、エム・クルーおよび前橋社長がまったく誠実さのかけらもない対応を見せたこと。前橋社長は、私たちが社内に入ったときに会議室から出てきたにもかかわらず、そのまま奥に引っ込んで、あとは「社長は不在です」と部下の社員に対応させて、出てこない。常務監査役の佐野邦夫氏なる役員が、私たちを入口で出迎えたにもかかわらず、「社長がいないなら役員の人を出して欲しい」と言っても、それもまた「不在です」「連絡も取れません」の一点張り。しょっぱなからこそこそと逃げ隠れするようでは、先が思いやられる。
 
自分たちが正々堂々と主張できるようなことをしていないと自覚しているからなんだろうが、それにしても、マスメディアにあれだけ露出して「フリーターに夢を、希望を」と語っていた人が、労働者が権利を求めたとたんに逃げ出すようでは、あまりにも「カンバンに偽りあり」、情けなくて力が抜ける。
 
夕方には、エム・クルーに給料を取りに来た人たちに声をかける。「毎回500円を天引きされているのを知ってますか?」と声をかけると、ほとんどの人が驚いた顔をして足を止める。そもそもこの会社では、多くの人が500円の天引きを知らないのだ。なぜなら、こちらから求めない限り「支払明細書」を発行しないから、みんな自分のもらった金額がどういう計算でそうなっているか知らないのだ。悪質極まりない。
 
というわけで、エム・クルーユニオン結成初日は終了した。会社には10月10日夜7時の団体交渉を申し入れたが、「なにしろ社員23人の小さい会社ですから」とよくわからない答え。大きかろうが小さかろうが、団体交渉にはちゃんと応じなければならないという法律上の義務があるのを知っているのだろうか?
 
だいたい、一日1000人から500円ずつ盗ったとして、一日で50万。一ヶ月で1500万円、一年で1億8000万円だ。小さい会社にしては、儲けすぎなんじゃないだろうか??
  
感想はこちらへmail.gif
  
いままでの「貧困襲来!」

2007.7.17 第1回「このままでは本当に殺される」
2007.7.24 第2回「日雇い派遣は貧困ビジネス」
2007.7.30 第3回「ピエロの一票。一発食らわすつもりで」
2007.8.27 第4回「労働と福祉の連携」
2007.9.03 第5回「北九州市福祉事務所長を刑事告発」
2007.9.10 第6回「限界集落、地方の貧困」
 

共産主義、入門中 第7回「エリカ様と「世間」」

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第7回 エリカ様と「世間」
  
 映画試写会やテレビ番組で「無愛想」であったという理由で、エリカ様が叩かれている。普通、「愛想のいい人」というのは相手が「無愛想」であるかどうかに関わらず愛想よくしているものである。赤の他人が「無愛想」であると言って怒り出すような人は、その時点でずいぶんと無愛想だと思う。
 
 感情というのは自分の意思でそう簡単にコントロールできるもんじゃないし、仮にできたとしても他人にアレコレ指図されることではない。いつ誰が態度を示どんなそうがその人の勝手じゃないか。
 
 ……という感じでエリカ様バッシングをバッシングしようと思ったのだけど、どうもことはそう単純ではないようだ。
 
 エリカ様がイライラしているように見えたことにイライラしている人たちは、何も人間が色んな感情を持ちうるんだということまで否定しようとはしていない。僕が見たところ、彼らの言い分はこういうものだ。エリカ様の職業はアイドルもしくは女優である。で、試写会とかテレビのインタビューというのは、彼女の「仕事」である。で、そういう場では、ニコニコしているのが女優というものだ。つまり、「問題」なのは、エリカ様が実際にどんな人であるかということや、どんな気持ちだったということではない。彼女が根っからの性悪女だったとしても、それ自体は問題ではない。そうじゃなくて、「不適切」な感情を「仕事」中にオモテに出してしまったということが彼女の「罪」なのだ……。
 
 ああ、そういうことか。ちょっと前に、アイドルが喫煙したり年齢を詐称したりということで問題になったとき、鈴木紗理奈さんはブログにこう書いたそうである。


喫煙しただけで追放になる芸能界ってどないなん?年ごまかしてただけで真面目に謝罪せなあかん芸能界ってどないなん?あたしにとってはどっちも全然たいした問題じゃない
悪い事は一通りしましたが何か????20歳過ぎてからタバコ吸う人の方が少ないやろっ!!!年齢で女を判断する日本の社会がおかしいやろ!!!!芸能人やからって真面目にせなあかんのはおかしくねぇか?等身大でいいやんか。芸能人がみ~~~んな真面目になったら何か夢ないよなぁ

 この文章自体がバッシングの対象になってすぐに削除されてしまったので僕は直接は見ることができなかったけど、僕は100%賛成で、家訓として後世に残すことを決意したほどだ。
 
 これを話題にしている2ちゃんねるのスレやブログをいくつか目にした。未成年が喫煙すること自体が悪であるとか、女の価値は年齢で決まるであるとかいったような意見もあってあきれたけど、もっと複雑な論理で鈴木紗理奈さんにケチをつけている人もいた。
 
 彼らの言い分を僕なりにまとめるとこういうものだ。タバコを吸うかどうかは本人の自由だし、年齢で人間を判断するのはよくないと思う。けれども、アイドルが喫煙したり年齢を偽ったりするのは賢明ではない。なぜならば、「タバコを吸ったりはしない」とか「若い」ということにアイドルの商品価値があるからだ。そこから逸脱したら迫害されるのは当たり前。そういう社会の「お約束」がわからずに素朴に正論をぶっている鈴木紗理奈はバカである……。
 
 彼らは、タバコを吸うなんてケシカラン! とか、女優ならカメラの前では愛想よくしろよ、などという野暮なことは、自分では言わない。そうじゃなくて、そんなことだと世間から叩かれるよ、と言って叩くのだ。
 
 なるほど、タバコを吸った加護ちゃんは実際に芸能界から追放になった。エリカ様の場合は「逆にああいうのがいい」というファンもいるようだからどうなるかは微妙なところだけど、とりあえず今のところは苦境に立たされていることは確かだろう。その意味で、彼女らの行動は、本人の利益に反するものだったと言えるかもしれない。
 
 けど、たとえば安重根という人は侵略者・伊藤博文を暗殺して死刑になったけど、彼が英雄であることを疑う人は今日ではいないだろう。仮にタイムマシーンが発明されたとして、「あなたの気持ちはわかるが、日本の要人を暗殺したりしたら死刑になりますよ」などと諌めにいく人がはたしてあるだろうか? そんなのは日本の回し者でしかない。安重根に対する評価は、日本帝国主義に対する評価を抜きにしてはありえない。
 
 未成年がタバコを吸うのは悪いことだとか、女優はニコニコしていろだとかいうような意見は間違っていると思う。けれどそれ以上に悪質なのは、別に自分はそうは思わないけど、そういう社会の掟に刃向うと痛い目に遭うのにそうするなんてああバカだね、というような人々である。彼らは「中立」を装い、「世間」の影に隠れている。だが、そういうものこそが世間に他ならないのだと思う。
 
感想はこちらへmail.gif
 
いままでの「共産主義、入門中」

2007.7.13 第1回「宝くじと教育の不平等」
2007.7.23 第2回「努力が報われる社会」にNO!
2007.7.30 第3回「「第三の道」はいらない」
2007.8.8 第4回「仮病で何が悪い」
2007.9.3 第5回「「弱者による暴力」に対する暴力について」
2007.9.25 第6回「映画『こぼれる月』」
 

投稿原稿 「詩」

投稿原稿  詩
 
灰色の空の下いつも1人で歩いてた
ロックな音楽聞いて無理やりテンションあげて
けど悲しみは隠せないね ほら、またあふれてくる
周りの人々は何色なのか 必死で考えていたの
自分の色なんてどうでもよかった
染まってしまえばそれでいいと思ってた
さぁ歩き出さなくちゃ
このまま前に進まなきゃ
いつも笑っていた
いつも合わせてた
そこに感情なんかひとつもないの…
すぎていく現実(いま)に追いつけず立ち止まったあの日
ほんの少しの勇気だけが私を支えてた
今初めて出会ったのに 何も言わず羽をつけてくれたね
鳴らない携帯電話 意味もなく指を動かしていたの
今じゃ感情もココロも電波を越えてしまうね
目の前のしあわせに触ってもいいの?
夢を見ている気分 どうか覚めないでいて
悲しみのない世界はここにあったんだね
初めて季節を感じたあの夏の夜
誰もいない公園で居場所を見つけた
笑ってくれてありがとう 話してくれてありがとう
大事なものは探さなくてもすぐ目の前にある
いつかなくなってしまっても生まれ変わってまたこの場所で
初めて見えたものがたくさんある
また1つ、2つ忘れたくない思い出が増えていくよ
ずっとみんなと笑っていたい
この先の未来を歩いてゆきたい
私を待ってる人がいる 笑顔になれる場所がある
みんなのこと また1つ好きになる
迷路の中をさまよう日々 でも見つけたのは出口ぢゃなくて
ともに悩んで光を探してくれる仲間だった
どこを探しても見つからない 私だけのタカラモノ
このまま溶けるまで抱きしめたい
 
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いままでの投稿原稿

2007.7.27 「不登校体験記」
2007.8.3 「ゼロからの自分 イチからのスタート」
2007.8.3 「憂鬱から生まれた歌人」
2007.8.27  「「駅のベンチ」―はじめて学校に行かなかった日―」
2007.9.3 「憂鬱から生まれた歌人」第二話
2007.9.10 「「誰かに伝えてみたいという気持ち」―Cocco「Raining」を聴いていた頃の話―」
2007.9.25 「氷河期世代は行動する」

投稿原稿 「元・不登校児 はじめてのアルバイト体験談」

投稿原稿  元・不登校児 はじめてのアルバイト体験談 藤山隆
 
僕が不登校だったのは中学を卒業するまでの2、3年でした。しかし高校になってからも何とか出席だけはし、卒業したものの友達もおらずクラスでも孤立していました。大学でも同じように友達はできず土日は家の中でぼーっと寝て過ごすだけでつらかった。これは、このままではいけないと思いアルバイトを始めた時の話です。
 
今ではそこも辞めてしまい、大学も辞めてしまい、ニートとしてふらふらしているのですが、あの時の経験で、人への恐怖心が幾分回復したように思います。
 
深夜のシフトを担当していたのは3人で、仮に山本さんと鈴木さんと山田くんとします。
 
山本さんは60歳近くのおじいさんで、やや頑固な所がある人で、アルバイトに入った頃はいつも怒られていました。人に怒られるの僕弱いんですよ。元不登校児ですし(関係あるのかな?)。それで最初は少しまいっていたのですが、時間がたつと山本さんにも馴染んでいくもので、仕事もずっとやっていれば慣れてきて、理不尽なことで怒ったりはしない人でしたから、次第に仲良くなっていきました。仲良くなる、といっても山本さんがいる時は悪いことはできないな、という気持ちがあって他の時に手を抜くというのとも違うのですが、まぁ一生懸命やりました。
 
山本さんは昼間普通の会社に9時から5時まで働いていました。コンビニでは仕事が終わってから10時から深夜2時まで、もしくは8時から12時まで働いていた。高校生の息子さんがいるので彼が卒業するまでは頑張るのだと言っていました。でも、そうとう疲労が溜まっていたんだと思います。休憩時間は事務所の椅子を二つ並べて寝転んでいたんですけど休憩が終わっても起きてこないことが続くようになりました。そのアルバイト先の人たちは、そんなことになっても他のバイトが文句を言うわけでもなく山本さんの分の仕事もやってあげてしまうんです。そういった優しい、のんびりとした職場だったので、居心地がよかったのです。
 
鈴木さんはある宗教団体の信者でした。彼も山本さんと同じシフトに入ったらきついことはほとんど自分がやるというような人でした。争いごとが嫌いで、真面目。とにかくおとなしい人でした。
 
それでも僕や、これから話すことになる山田くんは若いこともあって悪いこともちょっとやるんです。悪いことといっても、何もレジから金を盗むとかそういうことではなくて、具体的には書けませんが手を抜ける所は抜いて、休憩時間にバック(事務所)で野球(なぜかプラスティックのバットとボールがあった)をするくらいでした。
 
鈴木さんとはほとんど私語はしませんでした。仲が悪いわけじゃなくって、仕事中は無駄口をたたかないし、休憩中もなんだかずっとあたりさわりのないことを話していた気がします。奥さんと2人でそのコンビニで働いている優しそうな30代前半の夫婦でした。
 
山田くんは悪な人でした(笑)。中学校しか出ていなくて、僕にさぼり方を教えてくれました。あとしょっちゅう休む時に僕にシフトを押しつけて釣りに出かけちゃったりする、とんでもない人で、でも憎めない所のある人でした。最初に会った時に、少年院に行っていたとか、強盗をしたことがあるとか、そんなことを言われて僕は本気にしておびえていました。
 
後で山本さんから「そんなのは嘘」と聞かされました。それで僕が「ひどいじゃないですか」と詰め寄ると「そんなこと言ったっけな?」と惚けてしまう。そんな人だったけど、友達のいなかった僕にとっては、たとえコンビ二の事務所で、たとえ勤務時間中とはいえ一緒に野球をやって遊んでくれたことがうれしかったのでたいていのことは許していました。
 
山田くんには、いろんなことを教えてもらいました。女の人の口説き方、話題に困った時の必殺技、おもしろい話、そんなものです。女の人の落とし方は、半信半疑でしたが、その当時僕は好きな人がいて山田くんのアドバイスに従って、コンビニから携帯で電話をかけたりして、山田くんのアドバイスにしたがって仲良くなっていって、その女の子と付き合えることができました。彼がいなければ内気な性格なので番号を聞くこともできずに終わっていたかもしれません。
 
彼に面と向かってそんなことは言えなかったけど僕にとっては小学生の時以来久しぶりにできた友達でした。
  
さて、そんな居心地がよかったコンビニだったのですが、山本さんは息子さんが高校を卒業したのを期に、鈴木さんは宗教団体内での移動で、山田くんはちゃんとした就職が決まったので、みんな辞めていってしまいました。
 
僕もまた新しい彼女が出来て少しでも一緒にいたかったし、元々お金が欲しくてはじめた訳でなかったので何となく潮時、と思い辞めてしまいました。アルバイトでいくつかの職場を転々としました。そんなに嫌な職場はありませんでしたが、でもやっぱり、最初に働いたコンビニが一人も嫌いな人がいない、一番好きな職場だったなぁと今でも思うのです。〈了〉
 
藤山 隆
メールアドレス mercibeaucoup0119@mail.goo.ne.jp
 
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いままでの投稿原稿

2007.7.27 「不登校体験記」
2007.8.3 「ゼロからの自分 イチからのスタート」
2007.8.3 「憂鬱から生まれた歌人」
2007.8.27  「「駅のベンチ」―はじめて学校に行かなかった日―」
2007.9.3 「憂鬱から生まれた歌人」第二話
2007.9.10 「「誰かに伝えてみたいという気持ち」―Cocco「Raining」を聴いていた頃の話―」
2007.9.25 「氷河期世代は行動する」
2007.10.9 「詩」

今日のオールニートニッポン 2007年10月9日号(第18号)

2007年10月9日号(第18号)
 
・今週金曜日は「雨宮処凛のオールニートニッポン」1周年記念イベントが渋谷のアップリンクファクトリーであります。みなさんぜひ遊びに来て下さい。(詳しくはコチラ

・今週のネットラジオは「雨宮処凛のオールニートニッポン」。ゲストには社民党党首・福島みずほさんガテン系連帯の池田一慶さん、それから『今日、ホームレスになった―13のサラリーマン転落人生』著者の増田明利さんをお迎えいたします。(12日19時~21時)

・来週18日(木)は富山から放送する予定です。詳細はもうしばらくお待ち下さい。(19日の放送もあります。)

・今週13日に「いじめは深刻な問題!!vol.2」が新宿のロフトプラスワンで開催されます。

・今号はエッセイが盛りだくさんです。
 
今号もどうぞお楽しみ下さい!

today_menu2.gif
 
◆ラジオ
 -「第3回 貴戸理恵の不登校系トークラジオ」ポッドキャスト&オンデマンド版を配信!
 -「第3回 フリーター労組のオールニートニッポン(仮)」ポッドキャスト&オンデマンド版を配信!
 -「第3回 巨椋修のオグラジオ」ポッドキャスト&オンデマンド版を配信!
 
◆エッセイ
 -常野雄次郎 第7回「エリカ様と「世間」」
 -湯浅誠 第7回「エム・クルーユニオン結成」
 -白井カツミ 第13回「家族と孤独」
 -くまき由佳 第12回「僕のいばしょ2」
 -石川良子 第6回「ひきこもり」支援・雑感(その2)
 -赤木智弘 第8回「ニコニコ動画でゲームを追体験」
 -投稿原稿 「元・不登校児 はじめてのアルバイト体験談」
 -投稿原稿 「詩」
 
◆注目のニュース
 【ニート・フリーター】
 -外国人向け「ジョブカード」検討、内閣府
 -広がる格差社会と分譲マンションの「新価格」
 -ニートと「予備軍」5% 05年度県内高卒者
 
 【ひきこもり】
 -アスペルガー障害の理解を 21日と11月、京で講演会
 
 【いじめ・不登校】
 -「ネットいじめ」県内公立校3割...兵庫県教委が昨年度分調査
 -不登校の若者 受け入れ
 -いじめの早期発見、父親ができる対策
 
◆イベント(10/9~10/15)
 -10/09 伊那市とのミニジョブカフェ事業「サロン・ド・お仕事」
 -10/10 地元で就職支援カウンセリング(奈良市)
 -10/11 第2回チャレンジ仕事広場
 -10/11 ミニセミナー「知って納得!ビジネスマナー」
 -10/12 就職基礎能力速成講座(標準コース)
 -10/12 高槻にて「ニート・ひきこもり支援のための説明会」
 -10/13 エンジニア転職フェアin東京
 -10/13 新ひきこもりについて考える会 定例会
 -10/14 子どもの就職を考える保護者応援セミナー
 
◆事務局よりお知らせ
 -オールニートニッポンに原稿を載せませんか?
 -番組に遊びに来ませんか?
 -オールニートニッポンのSTAFFになりませんか?
 
感想はこちらへmail.gif

2007年10月12日

◇生放送を聴く:10月12日(金)19時~21時

渋谷アップリンクファクトリーより生放送!

雨宮処凛のオールニートニッポン 1周年記念
 
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本日の「雨宮処凛のオールニートニッポン」は放送1周年を記念し、社民党党首・福島みずほさん、ガテン系連帯・池田一慶さん、そして『今日、ホームレスになった―13のサラリーマン転落人生』著者の増田明利さんをゲストにお送りいたします! この貴重な機会をぜひお聴き逃しなく!!
 
play.gif←本日の放送は終了いたしました。
 
【放送日時】

2007年10月12日(金)19:00~22:30

 ※19:00~22:30の時間帯だけ視聴可能です。それ以外の時間は視聴できません。

 ※放送を聞くためには「Windows Media Player」が必要です。

 ※ライブ音声が途中で止まった場合は、Windows Media Playerの再生ボタンをクリックしてください。
 
【プログラム】

・第1部(19:00~19:50)
 テーマ:ガテン系の職場のリアル、使い捨ての若者たち、ホームレス化する若者たち、ほか

・第2部(19:50~20:30)
 テーマ:守るべき生存権、今後の政策、連帯、行われるべき支援、ほか

・第3部(20:30~20:50)
 会場、リスナーとの質疑応答など

・エンディング(20:50~21:00)
 感想、告知など
 
【ライブチャットルーム】

番組放送中、番組に対するご意見・ご質問をライブチャットでお寄せください。

(ご記入いただいた内容は番組中にご紹介する可能性があります。)

⇒⇒ コチラをクリック
 
【ご意見・ご感想用BBS】

番組放送中、BBSを開設しています。ご意見・ご感想をお寄せ下さい。

(ご記入いただいた内容は番組中にご紹介する可能性があります。)

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2007年10月13日

雨宮処凛のオールニートニッポン1周年記念

雨宮処凛のオールニートニッポン1周年記念
ポッドキャスト&オンデマンド版

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【収録日時】 2007年10月12日(金)19:00~21:00
 
【パーソナリティ】
雨宮処凛
 
【出演者】
福島みずほ
池田一慶
増田明利さん
 
【プログラム】

・第1部(19:00~19:50)
 テーマ:ガテン系の職場のリアル、使い捨ての若者たち、ホームレス化する若者たち、ほか

・第2部(19:50~20:30)
 テーマ:守るべき生存権、今後の政策、連帯、行われるべき支援、ほか

・第3部(20:30~20:50)
 会場、リスナーとの質疑応答など

・エンディング(20:50~21:00)
 感想、告知など
 
※上から順番にお聴き下さい。

part1


part2

2007年10月17日

【出張版オールニートニッポン】 GALセラピーお悩み相談室 第3回

【出張版オールニートニッポン】
GALセラピーお悩み相談室 第3回
ポッドキャスト&オンデマンド版

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今月もGAL先生の番組をお届けする週となりました。第3回「GALセラピーお悩み相談室」の配信です。
お写真のとおり、先生のファッションからも夏から秋へという季節の移り変わりが感じられました。

今回のトークのテーマは、ギャルを知ってもらうシリーズの第3段として「ギャルになったきっかけ」を、
社会問題を語っていただくシリーズの第1段として「就職問題」を取り上げました。

世界で初めてギャルを仕事にしようと挑戦して働いている先生の言葉に、
ギャルへの愛情と仕事に向き合う姿勢が感じられて心に響くものがありました。

ぜひお楽しみください!

社会問題を語っていただくシリーズは、次回以降も続く予定です。
GAL先生が社会問題をどうとらえ、どう語るのか、今後もご期待ください。

 
【収録日時】 2007年10月4日(木)18:00~
 
【出演者】 京子先生、ゆかたん先生、なななっつ先生、あゆみ先生、小穴哲至(司会)
 
【番組内容】
・トーク
「ギャルになった理由」
「就職問題――先生がギャルを仕事にしようとした理由、先生たちにとって働くということは? etc」
 
・お悩み相談 
ケータイや mixi を通した人間関係に疑問を持つ若者(24歳・男性)
学校での人間関係に悩む女子大生(20歳・女性)
 
先生方の会社、株式会社グラングリッターの公式HPはこちら(PC 、モバイルともに共通)です。
 
※上から順番にお聴き下さい。
※一部聴きとりにくい箇所があります。ご了承ください。
 
Part1


Part2
Part3
Part4

2007年10月18日

◇生放送を聴く:10月18日(木)17時30分~19時

富山県富山市のデイサービスセンター「くるがの郷」より生放送!

オールニートニッポン from 富山!
 
本日は富山県富山市のデイサービスセンター「くるがの郷」をサテライトスタジオに、以下のゲストをお招きしてお送りいたします。どうぞお聴き逃しなく!!
 
play.gif
 
【放送日時】

2007年10月18日(金)17:30~19:00

 ※19:00~22:30の時間帯だけ視聴可能です。それ以外の時間は視聴できません。

 ※放送を聞くためには「Windows Media Player」が必要です。

 ※ライブ音声が途中で止まった場合は、Windows Media Playerの再生ボタンをクリックしてください。
 
【出演者】
・川又直(「ピースフルハウスはぐれ雲」代表理事)
・谷口新一(「あそあそ自然学校」代表)
・能登貴史(「PCTool」代表理事)
・鈴木賀津彦(ジャーナリスト)
・山本繁(「オールニートニッポン」プロデューサー)
 
【プログラム】

・第1部(17:30~18:10)
 テーマ:地域でのニート支援の中身、地方の現状、ほか

・第2部(18:20~19:00)
 テーマ:地方の若者問題への対策、ほか
 
【ライブチャットルーム】

番組放送中、番組に対するご意見・ご質問をライブチャットでお寄せください。

(ご記入いただいた内容は番組中にご紹介する可能性があります。)

⇒⇒ コチラをクリック
 
【ご意見・ご感想用BBS】

番組放送中、BBSを開設しています。ご意見・ご感想をお寄せ下さい。

(ご記入いただいた内容は番組中にご紹介する可能性があります。)

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◇生放送を聴く:10月19日(金)19時~21時

第3回 オキタリュウイチ"生きテク"ラジオ

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自殺ZEROキャンペーンを仕掛けるオキタリュウイチによるポジなラジオ「オキタリュウイチ"生きテク"ラジオ」。
今回のゲストは、自殺ZEROキャンぺーンのTシャツ100人隊にたくさんの"死ぬ気が萎えるコピー"を寄せられた、土岐小百合さんです。
 
play.gif←本日の放送は終了しました。(次回の放送は10月26日(金)の予定です)
 
【放送日時】

2007年10月19日(金)19:00~21:00

 ※19:00~21:00の時間帯だけ視聴可能です。それ以外の時間は視聴できません。

 ※放送を聞くためには「Windows Media Player」が必要です。

 ※ライブ音声が途中で止まった場合は、Windows Media Playerの再生ボタンをクリックしてください。
 
【出演者】

オキタリュウイチ(クリエイティブディレクター)、土岐小百合
 
【番組内容】

・今週の”生きテク”
・”生きテク”恋愛講座
・”生きテク”クリエイティブ講座
・”生きテク”情報局
  
【ライブチャットルーム】

番組放送中、番組に対するご意見・ご質問をライブチャットでお寄せください。

(ご記入いただいた内容は番組中にご紹介する可能性があります。)

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【ご意見・ご感想用BBS】

番組放送中、BBSを開設しています。ご意見・ご感想をお寄せ下さい。

(ご記入いただいた内容は番組中にご紹介する可能性があります。)

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2007年10月21日

オールニートニッポン from 富山!

オールニートニッポン from 富山!
ポッドキャスト&オンデマンド版
 
富山県富山市のデイサービスセンター「くるがの郷」をサテライトスタジオに、以下のゲストをお招きしてお送りしました。
 
【放送日時】

2007年10月18日(金)17:30~19:00
 
【出演者】

・川又直(「ピースフルハウスはぐれ雲」代表理事)
・谷口新一(「あそあそ自然学校」代表)
・能登貴史(「PCTool」代表理事)
・鈴木賀津彦(ジャーナリスト)
・山本繁(「オールニートニッポン」プロデューサー)
 
【プログラム】

・第1部(17:30~18:10)
 テーマ:地域でのニート支援の中身、地方の現状、ほか

・第2部(18:20~19:00)
 テーマ:地方の若者問題への対策、ほか

part1


part2

第4回 オキタリュウイチ“生きテク”ラジオ

第4回 オキタリュウイチ"生きテク"ラジオ
ポッドキャスト&オンデマンド版

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自殺ZEROキャンペーンを仕掛けるオキタリュウイチによるポジなラジオ「オキタリュウイチ"生きテク"ラジオ」。
今回のゲストは、自殺ZEROキャンぺーンのTシャツ100人隊にたくさんの"死ぬ気が萎えるコピー"を寄せられた、土岐小百合さんです。
 
【放送日時】

2007年10月19日(金)19:00~21:00
 
【出演者】

オキタリュウイチ(クリエイティブディレクター)
土岐小百合
 
【番組内容】

・今週の”生きテク”
・”生きテク”恋愛講座
・”生きテク”クリエイティブ講座
・”生きテク”情報局
 
part1

part2
part3
part4
part5

2007年10月22日

人生曲折「つまづき業(ぎょう)くん」 第13回「野生(レイ)の勘」

第13回 野生(レイ)の勘  作:くまき由佳
 
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感想はこちらへmail.gif
 
いままでの「人生曲折「つまづき業(ぎょう)くん」」

2007.7.12 第1回「俺 つまづき業(ぎょう)①」
2007.7.12 第2回「俺 つまづき業(ぎょう)②」
2007.7.13 第3回「つまづきデート①」
2007.7.13 第4回「つまづきデート②」
2007.7.27 第5回「違った意味でガーン」
2007.8.8 第6回「夏目氏とナンパ①」
2007.8.8 第7回「夏目氏とナンパ②」
2007.8.28 第8回「一石二鳥」
2007.9.3 第9回「止まらないつまづき君」
2007.9.25 第10回「つまづき添い寝」
2007.9.25 第11回「僕のいばしょ」
2007.10.9 第12回「僕のいばしょ2」
 

人生曲折「つまづき業(ぎょう)くん」 第14回「野生(レイ)の勘 2」

第14回 野生(レイ)の勘 2  作:くまき由佳
 
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感想はこちらへmail.gif
 
いままでの「人生曲折「つまづき業(ぎょう)くん」」

2007.7.12 第1回「俺 つまづき業(ぎょう)①」
2007.7.12 第2回「俺 つまづき業(ぎょう)②」
2007.7.13 第3回「つまづきデート①」
2007.7.13 第4回「つまづきデート②」
2007.7.27 第5回「違った意味でガーン」
2007.8.8 第6回「夏目氏とナンパ①」
2007.8.8 第7回「夏目氏とナンパ②」
2007.8.28 第8回「一石二鳥」
2007.9.3 第9回「止まらないつまづき君」
2007.9.25 第10回「つまづき添い寝」
2007.9.25 第11回「僕のいばしょ」
2007.10.9 第12回「僕のいばしょ2」
2007.10.22 第13回「野生(レイ)の勘」
 

レンタル空手家日記 第8回「僕が「レン空」をはじめるまで/その4」

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第8回 僕が「レン空」をはじめるまで/その4
 
こんにちは。ごぶさたしてます。
レンタル空手家です。
 
前回告知した試合は、3回戦目でKOされて負けました。
これを糧にしてますますがんばりたいと思います。
 
次の試合ですが、10月28日(日)に
横浜文化体育館で午後1時開始であります。
もし興味ありましたら
http://www.kyokushin-sakamoto.com/
上のアドレスをコピー&ペーストして行ってみてください。
「一般上級軽量級」というところにある「遠藤」という苗字の選手が僕です。
もしいらっしゃるようなことがあれば、メール、会場で声かけてくださいな!
 
この大会に向けての練習で、他のことがちょっとおろそかになっておりました。
この日記も、間が空きましたが、勘弁!
 
では今日は、「僕がレン空をはじめるまで」の続きということで~。
 
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
 
二〇〇二年、夏。二十二歳 ―。
 
 半年ほど前から信頼している友達が
 「自傷行為や自分を責めることをやめられないなら、空手などフルコンタクトの格闘技をやればいい」と言っていました。
 なんとなく、ひかれるものがありましたが、とても自分には勇気が出ませんでした。空手道場なんかに行ったら、強いやつらがたくさんいて、あっという間にやっつけられてしまうような気がしていました。
 だから、近くの道場などを調べたりしていましたが、最初の一歩は踏み出せませんでした。
 「どうしようどうしよう」「いつかはやらなくちゃ…」と思っていました。
 
 そんなある日、自分と同じように引きこもっていた友達が、自叙伝を出版しました。タイトルは『「人を好きになってはいけない」と言われて』というものでした。
 内容は、小学校を卒業してから引きこもりになっていた彼が、引きこもり中にパソコン操作を覚え、やがてゲームを作りたいという夢を持ち、家出して上京、様々な出会いに救われながら自分の金で大学進学を目指すまで、というものでした。
 その自叙伝を売ることで、彼は大学進学の費用を稼ごうとしていました。
 実際売れ、初版で2万部が刷られました。
 
 そんな彼を応援したい、との思いから僕は出版記念イベントを開催することにしました。
 様々な、自分らしく生きることに賛成している著名人(そういえば、雨宮処凛さんにも出演していただきました)を集めてトークライブをするものですが、このブッキングに、引きこもりだった僕はとても手間どりました。
 おかげで、呼びたいと思い、呼べたはずの人達を何人も呼ぶことができませんでした。
 そして、司会もやったみたのですが、言葉が出てこず惨々たる始末…。
 「応援したいと思う人も、ろくに応援することが出来ないなんて、なんてヘタレなんだ…。」と思い、イベントの一週間前に、一番近くにあった、感じの良さそうな空手道場に入門することにしました。
 フルコンタクトで殴りあう空手をやれば、少しは人を怖がらずに、コミュニケーションがうまくなるだろうと思って。
 
<つづく>
 
感想はこちらへmail.gif
 
いままでの「レンタル空手家日記」

2007.7.12 第1回「はじめまして、レンタル空手家です」
2007.7.20 第2回「僕が『レン空』をはじめるまで/その1」
2007.7.27 第3回「僕が「レン空」をはじめるまで/その2」
2007.7.30 第4回「ほのぼの空手教室をやってみて」
2007.8.8 第5回「劇団内、空手部~!」
2007.8.27 第6回「僕が「レン空手」をはじめるまで/その3」
2007.9.10 第7回「友達を作るツール」
 

ゲームあふるる国に生まれて 第9回「次世代ハードが心配だ」

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第9回 次世代ハードが心配だ
 
 最新のTVゲームハードが売れていない。
 いや、数量で言えば売れているのかも知れないが、少なくともかつて次世代機と呼ばれた、プレイステーション(以下、PS)、セガサターンが確実にスーパーファミコンの世界から、新しい時代への進化を明確に示し、続くプレイステーション2(以下、PS2)が疲弊したVHSから、DVD時代の扉を開いたのに比べると、現行の次世代機であるプレイステーション3(以下、PS3)、Wii、X-BOX360(以下、360)からは、なんら新しい時代の萌芽を感じることができない。唯一ニコニコ動画で見るX-BOX360のアイドルマスターMADぐらいが、私の感じる新しさだ。
 
 PS3の低調はもはや論じる必要すらなく、Wiiは発売当初は売れたものの、ソフトウェアが枯渇している状況。そろそろ独自の体感ゲームも限界かも知れない。
 唯一、発売しておおよそ2年が経つ、360はソフトウェア量はこなれて来ているものの、どうしても「洋ゲー(海外のTVゲーム)中心」というレッテルが拭えず、ユーザーやメーカーのPS3の勢い待ちの状況を、横から奪い取ることができない。
 かくいう、TVゲームで多少なりとも原稿料をとろうという私ですら、これらの次世代ハードには、全く食指が動かない。
 そして結局、私も世間も「現行ハードはPS2」という状況にいる。
 
 私は古くからのゲーマーだから、TVゲームの進化に対して「グラフィックばっかり成長したって意味がない」ということを、さんざん言ってきた。そうした考えからすれば、一見、新しいハードに市場が移行しない状況を歓迎することもできる。
 しかし、それでも新しいハードが盛り上がらないという現状を、そのまま喜ぶこともできない。
 
 永らく、TVゲーム市場は「不況にも強い」と呼ばれていた。それは、TVゲームが安価な娯楽として、若者に広く流通してきたからだ。実際、第1世代の次世代機であるPSの発売は、2004年の12月3日。時代は不況の真っ只中だった。それでも39,800円のPSは若者たちにしっかりと売れて、一気にスーパーファミコンを過去のハードウェアにしてしまった。
 発売実数で言えば、翌年の5月に出荷が100万台を突破したというレベルなので、今の次世代機に比べれば、まったく売れていないと言っていい。Wiiなんかは発売1ヶ月で99万台を売り上げている。
 しかし、PSやSSによって、時代は確実に変化した。Wiiはまだ時代を変えてはいない。
 
 いったいどうすれば時代は次世代機に移っていくのか。
 TVゲームに関わる人たちは、そろそろ本気で考えなければならない時期にきている。
 
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これまでの「ゲームあふるる国に生まれて」

2007.7.17 第1回「あの頃のゲームセンター」
2007.7.25 第2回「レイトン教授の体操」
2007.8.3 第3回「「オンライン対戦」によって脚光を浴びた、「あの」ジャンル(その1)」
2007.8.28 第4回「「オンライン対戦」によって脚光を浴びた、「あの」ジャンル(その2)」
2007.8.28 第5回「ハイ&ローの愉悦(その1)」
2007.9.3 第6回「ハイ&ローの愉悦(その2)」
2007.9.13 第7回「ドラゴンクエストと大人になること」
2007.10.9 第8回「ニコニコ動画でゲームを追体験」

ゲームあふるる国に生まれて 第10回「逆転裁判の心地よさ」

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第10回 逆転裁判の心地よさ
 
 久しぶりにまともにTVゲームをプレイする余裕ができたので、さっそくDS版の逆転裁判3を購入して、プレイしている。
 逆転裁判シリーズは、もともとはGBA専用ソフトとして1~3までが発売され、後にDSに移植(「1」は「蘇る逆転」として、シナリオなどが追加されている)された。そして今年の4月に発表された「4」からは、DS専用ソフトとして発売されている。
 私が逆転裁判の名前を知ったのは、発売の時からであったし、ゲーム内容もインターネット掲示板、2ちゃんねるのキャラクターを模したフラッシュゲームで知ってはいた。しかし、ソフトの購入までには至らず、今年に入ってものはためしと、DS版の「蘇る逆転」を購入してみたところ、これがすこぶるおもしろかった。
 どのへんが面白いかといえば、単調になりがちなアドベンチャーゲームを、「探偵パート」と「法廷パート」の2つに分けることによって、事件の概要を従来のアドベンチャー的に調べた結果をもって、法廷内で丁々発止のバトル展開を楽しむことができる部分。そして、ほどよい難易度と、クリアした時の開放感。
 個人的に、現時点でプレイした範疇でいえば、「2」の「さらば、逆転」の解決方法をひらめいた時のカタルシスは、いままで他のゲームでは味わったことのないものだった。
 
 そしてもうひとつ、違った意味のおもしろさといえば、逆転裁判のあまりの簡素さだろう。
 今時のゲームには珍しく、ゲーム内でのファンサービス、たとえばミニゲームややり込み要素、そして一回クリアしたあとの特典などが、全くと言っていいほど存在しないのだ。あるとすれば、一回クリアしたシナリオでは、全てのメッセージを早送りできるぐらいなものである。
 しかし、それでも、十分に完成されたストーリーと、個性的なキャラクター。そしてアドベンチャーゲームの基礎を守りながらも、意欲的なゲームシステムは、ボリューム不足を全く感じさせることはない。
 
 私は逆転裁判を、昔から私たちが遊んできたTVゲームから、まっすぐ進化したゲームなのだと、一種の懐かしさを味わいながら、のんびりと楽しんでいる。
 
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これまでの「ゲームあふるる国に生まれて」

2007.7.17 第1回「あの頃のゲームセンター」
2007.7.25 第2回「レイトン教授の体操」
2007.8.3 第3回「「オンライン対戦」によって脚光を浴びた、「あの」ジャンル(その1)」
2007.8.28 第4回「「オンライン対戦」によって脚光を浴びた、「あの」ジャンル(その2)」
2007.8.28 第5回「ハイ&ローの愉悦(その1)」
2007.9.3 第6回「ハイ&ローの愉悦(その2)」
2007.9.13 第7回「ドラゴンクエストと大人になること」
2007.10.9 第8回「ニコニコ動画でゲームを追体験」
2007.10.22 第9回「次世代ハードが心配だ」

絶望男の逆襲 第14回「歪み」

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第14回 歪み
 
10月に入った。秋らしくなった。夏の間はダラダラしていたが、気力や思考力が冴えてきた。行動力も出てきた。同時に金欠状態でもある。15日の年金支給日まで節約の日々だ。映画もDVDレンタルも控え目に。外出も。何事にも金がかかる。
 
子供の頃は貧乏でも遊ぶことで楽しくなれた。金の苦労など考えない。だが、家に居ると否が応にも貧乏を思い知らされる。グチャグチャのご飯。貧相なおかず。飯に味塩と醤油を混ぜて食う毎日。食えるだけマシだった。
 
親父は酒を飲んでは母に毎日暴力を振るう。子供の俺と弟はその様子を見続けた。シラフの親父は純朴そのもので優しさもあった。暴力など振るわない。酒が入った途端、鬼に変わる。どっちが親父か?子供心に混乱が生じた。親父は喜怒哀楽を嫌った。俺に笑うことも泣くことも禁じた。泣けば殴られた。女々しいと。笑えばバカにしやがってと怒鳴られた。親父への恐怖から俺は感情を抑える子供になった。弟にはそれらを許した。なぜかわからなかった。親父は弟を可愛がっていた。
 
夜中、奇妙な光景を目にした。便所に行こうと布団から起きようとした。チラッと横を見遣った。親父がお袋の上に載かっている。もぞもぞと何かしている。お袋をいじめている。そう思った。目を凝らした。お袋は苦しそうに見えない。暴力行為ではないらしい。暗闇のなか、俺は「何か」を察知した。触れてはならない。そう考えを変えた。ひどく不快な気分になった。普段、身体に暴力を振るう親父をお袋が自分の身体の上に載せている。しかも喜んでいるらしい。両親のセックス。子供心の混乱は増した。
 
親父は俺の要領の悪さを嫌った。飯を食うのが遅い。自転車にも乗れない。愛想がない。弟は愛想が良かった。自転車にも乗れた。親父の言うことを聞く要領のいい子供だった。あからさまに親父は俺と弟と比較した。次男は優秀。長男はダメ。親父は決めつけた。実際、弟は殴られなかった。俺は自分をダメ人間だと認識した。
 
親父が死ぬまでの30年間、俺は自分が何者なのかわからなかった。自分を恥ずべき人間で生きる価値のない人間だと確信していた。女を欲しながらも嫌悪した。他者と分かち合いながらも猜疑心を抱いた。触れ合いを望みながらも触れ合うことを怖れた。喜怒哀楽を隠し、他者を支配する妄想に快楽を感じた。世の中すべてを憎んだ。
 
今年のコトバノアトリエ新年会で女流映画監督と話をした。俺は自分の精神的にタフな側面を強調した。彼女は生きづらさ系ドキュメンタリー映画の題材になる人物を探していた。白井さんは強い。そういう人には関心がないと俺に言った。外された。世に出るチャンスを逃した。悔しかった。強さは側面に過ぎない。俺の内面には複雑怪奇な何かがある。見てくれや言葉だけでは判断できないし、してほしくない。真実は俺にさえわからない。
  
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いままでの「絶望男の逆襲」

2007.7.12 第1回「笑顔のない男」
2007.7.18 第2回「孤立感」
2007.7.23 第3回「天涯孤独になるまで」
2007.7.30 第4回「やせ我慢」
2007.8.8 第5回「絶望の根っこ」
2007.8.27 第6回「人間のクズ」
2007.8.27 第7回「登校拒否」
2007.9.3 第8回「昼夜逆転」
2007.9.3 第9回「無常」
2007.9.10 第10回「人から逃げよう」
2007.9.25 第11回「欝屈」
2007.9.25 第12回「願わくば」
2007.10.9 第13回「家族と孤独」
 

絶望男の逆襲 第15回「否定できないもの」

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第15回 否定できないもの
 
去年の4月、俺は胃炎になった。夕飯を無理して食った。脂分コッテリのフライドポテトと加工品の偽カニカマボコだ。腹は一杯だった。だが、残せない。気分の悪さをこらえて完食した。途端にのたうちまわった。救急車を呼んだ。1週間苦しんだ。その後は食い物に気をつけている。
 
子供の頃から食い物を残すなと親父に言われ続けた。ご飯ひとつぶでもこぼすと拾って食わされた。以来、食い物を残せなくなった。加工品も脂物も関係ない。食い物を粗末にすることが許せない。
 
今は賞味期限が過ぎれば何でも捨てる。まずいとか、口に合わないとか。残しても食えないという理由で食い物は生ゴミと化し、腐臭を放つ。流しのゴミ捨て場を見た。漬物が大量に捨ててあった。嫌な気分になった。
 
まだ、大人の腰辺りまでの背丈の頃、親父に連れられ、一杯飲み屋に行った。俺は親父を見上げた。酒を次々に飲んでいる。仕事の帰りなどに一杯ひっかけるような酒屋だ。客は立ち飲みになる。夜9時を過ぎた。看板だ。店長が俺にコカコーラの1リットル瓶をくれた。71年当時のコカコーラは高級品だ。ガラス瓶入りのコーラを渡された。ペットボトルなど影も形ない時代である。瓶はズシリと重い。10歳のガキは瓶を抱きかかえた。すでに泥酔状態の親父が店を出た。道路には車が走っている。親父はあっちこっちにふらふら歩く。車にぶつかりそうになる。俺は瓶をかかえたまま、親父を脇道に寄せた。奴は倒れかかった。川に落ちそうになった。服の袖を引っ張って脇道に。すると再び道路によろけた。もうダメだ。公衆電話でお袋に助けを求めた。俺は親父のあとを気をつけながら追った。お袋が来た。助かった。瞬間、1リットル瓶を夜道に落とした。ガシャン。ジュージューという音が耳に残った。翌朝、親父はコーラを落としたことを問いつめた。俺は白状。奴はひどく怒った。俺よりコーラに価値を置いていた。俺は自分を責めた。
 
俺は一切酒を飲まない。親父のようになりたくないからだが、奴の遺伝子を受け継いでいる。食い物に神経を尖らす辺りは親父そのものだ。そんな自分にムナクソが悪くなる。だが、親父の息子だ。否定しようのない事実である。かつて奴が自分の息子よりコーラに価値を置いた。これも否定しようのない事実だ。
  
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いままでの「絶望男の逆襲」

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2007.7.18 第2回「孤立感」
2007.7.23 第3回「天涯孤独になるまで」
2007.7.30 第4回「やせ我慢」
2007.8.8 第5回「絶望の根っこ」
2007.8.27 第6回「人間のクズ」
2007.8.27 第7回「登校拒否」
2007.9.3 第8回「昼夜逆転」
2007.9.3 第9回「無常」
2007.9.10 第10回「人から逃げよう」
2007.9.25 第11回「欝屈」
2007.9.25 第12回「願わくば」
2007.10.9 第13回「家族と孤独」
2007.10.22 第14回「歪み」
 

投稿原稿 「恋する権利」

投稿原稿  恋する権利 田中佑弥
 
 今年の七月だったと思う。谷町四丁目の大阪合同庁舎前で行われた平良夏芽さんの「バルブ事件」※に抗議する座り込みに行った。メッセージ・ボードを持って座り込みをしているひとがいるので、通行人がそれを見て行く。話しかけてくる人や差し入れをしてくれる人もいる。そういった人たちのなかに一人の若い男性がいた。確か年齢は、僕と同じ24歳。
 
 合同庁舎のなかには大阪労働局もあり、彼は労働相談に行ってきたらしい。なんでも、雇い主から時給を3分の2にすると通告されたので反発し、労働相談に来たそうなのだ。タダで辞めると悔しいので解雇予告手当をもらいたいと言っていたと思う。
 座り込みをしていた年配の女性といっしょに話を聞いていると彼は、こんなことを言っていた。
 気になっていた職場の女の子と親しくなる前に、会社を辞めなければならなくなった。この損害を会社に補償させたい。探偵か何かに頼んでその女の子の連絡先を手に入れて、その費用を会社に請求したい。
 
 不正雇用労働者が不当にも奪われているのは恋する権利なのだ。不正規雇用労働者は名前で呼ばれないことだってある。それでは番号で呼ばれる囚人と同じではないか。職場を転々としていては継続的人間関係を結ぶことができない。日替わりで不正規雇用労働者が変わるような職場では、正社員も名前を覚えられない。このような労働形態で奪われるのは継続的人間関係を通した存在の承認であり、ひいては職場において恋する権利なのだ。
 
 話を彼に戻そう。座り込みに来ていたひとのなかに、ユニオンの知り合いがいるひとがいたので、いっしょにユニオンの事務所に行き、いろいろアドバイスをしてもらった。
 
 その後、彼は解雇予告手当を得て退職し、現在は短期バイトをしながら、つぎの仕事を探しているそうだ。
 例の彼女とどうなったかは知らない。
 
※沖縄県名護市の辺野古では米軍基地建設計画が進められており、これに反対する人たちが阻止行動を行っている。2007年7月21日の12時過ぎに海中で阻止行動を行っていた平良夏芽さんのエアーボンベのバルブが閉められる事件が発生した。運動側は、防衛施設庁から業務を受注した業者が雇ったダイバーによって閉められたと主張したが、防衛施設庁は否定している。なお防衛施設庁は今年9月に防衛省に統合された。
 
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いままでの投稿原稿

2007.7.27 「不登校体験記」
2007.8.3 「ゼロからの自分 イチからのスタート」
2007.8.3 「憂鬱から生まれた歌人」
2007.8.27  「「駅のベンチ」―はじめて学校に行かなかった日―」
2007.9.3 「憂鬱から生まれた歌人」第二話
2007.9.10 「「誰かに伝えてみたいという気持ち」―Cocco「Raining」を聴いていた頃の話―」
2007.9.25 「氷河期世代は行動する」
2007.10.9 「詩」
2007.10.22 「元・不登校児 はじめてのアルバイト体験談」

投稿原稿 「リライトって、言わないで」

投稿原稿  リライトって、言わないで 藤山 隆
 
・「呼吸が上手に出来ない場所」

JR渋谷駅ハチ公口を出てすぐの交差点、あれを渡る時に僕は、だいたい息を止めることにしている。なぜだかわからない。けれどあの場所にいると、しんどくなる。呼吸がしづらい場所だ。だから息を止めるしんどさで、まぎらわす。痛い時に、他の部分をつねって我慢する要領で、やり過ごしている訳だ。あんまりいい方法とは言えないな。
余計、むかむかしてくるから。
 
・「地味な、お調子者」

その交差点で信号待ちをしていると「リィライトォして~」という声が聞こえてきた。そちらに目を向けると、アジアンカンフゥーなんとか。通称「アジカン」というバンドのヒット曲「リライト」のサビをそこだけ歌ってる奴がいた。叫んでいたのは、なんか地味そうな男女6人くらいのグループの中の1人だった。その叫んだ男を、信号待ちをしている周りの人間が一斉に見たので、叫んでる奴以外のグループの全員は困ったように顔を見合わせ、薄く笑い、下を向いた。
男はもう一度「リィライトォして」と言った。俺は、見られたからって歌うのをやめないよ、とでもいいたげに。
そのくせに、その声はさっきより声が小さく震えている。小心者なのだろう。
グループの他の人たちは下を向いたままだった。冷たい、と思ったら一番かわいくない女がその男に愛想笑いのような顔を向ける。それを無視する男。嫌な奴だな。
 
・「あんまりにもムカつくから、蹴りたくなった」

そんな光景を見て、ただでさえ、この交差点にいることで嫌な気持ちになっているのに、余計に嫌な気持ちになった。不細工だろうと女の子には優しくするべきだし、こんな所で歌うべきではないし、ちょっと注目を浴びたくらいで恥ずかしそうにするんなら、見てるこっちは余計恥ずかしいから、そもそも最初から大きな声で、しかもワンフレーズだけでっかい声で歌うのはやめるべきだ。
さっき叫んだ地味な男は、もう1度「リィライトォ~」とごにょごにょと気まずそうに小さな声で、つぶやく。今度は、隣にいた僕にしか聞こえなかったみたいで、周りの人間はおろか、こいつを真ん中として、僕の反対側の隣にいる不細工な女の子にも聞こえなかったようだ。
 
僕だけに聞こえる、というのがムカつく。
 
こいつは中学生じゃあるまいし、何をやってるんだ。わめくならわめけ。渋谷の交差点の端っこで、リライトなどと大声でわめき、ちょっと見られたくらいで下を向いてしまうなんて、馬鹿なのかこいつは? そうに決まってる。
交差点でこの男の横にいた僕は、この男をちょっと蹴ってみたくなった。車に轢かせようとしたわけではない。この男の怯える顔が見てみたくなったのだ。この男は、どうしょうもなく情けの無い顔をするに違いないだろう。
それにしても、リライト、リライトと繰り返すなんて、迷惑な奴だ。この男もやり直したいことでもあるんやろうか。
 
・「僕のやりなおしたいこと」

僕は、やりなおしたいことだらけや。
無駄に過ごして24にもなったことは、誰のせいでもない、ことはわかっている。それでも割り切れない。もう、真っ当に生きるには遅すぎるのに。それに、いまさら不真面目に生きようとしても、タバコも吸えず、酒も飲めない、薬をやったこともなければ、友達だっていたためしがない。そんな人間が、一体何をやりなおせるというのか。また同じ日々を繰り返すだけ。そう思いながらも、やっぱりやりなおしたい。生きなおしたい。そんなことを思いながら同じような毎日を繰り返す。
どうやって1日が終わったのかもわからないまま次の日になって、次の月になり、次の年になっていた。いつのまにか夕方になってテレビでドラマの再放送を見て、インターネットをやり、ご飯を食べると今日は明日になって、それを繰り返す。
部屋に引きこもりビデオをたまに見、本を読み、音楽を聞く。それだって、人に誇れるほど見ているわけではなく、聞いたわけでない。ただ見ているだけ、というのは、ただそれだけのことでしかない。趣味が高じて何者になれるほどの可能性は、ない。そんな人間が、一体何をやり直せるだろう。大体何処からやりなおせばいいんだ。
 
・「戻れないんじゃない、戻らないんだって言え」

あの男のように、「リィライトォして~」などと一瞬だけわめき、すぐに下を向いてしまうことすら僕にはできない。この男にしたって、嘆いているだけなんだろう。
そう思うとますます男の背中を蹴りたくなった。おびえる顔なんてどうでもいい。おもいっきり蹴ってやりたい。俺が背中を蹴ってやる。行ってしまえよ。行け。お前ちょっと先に行ってやりなおしてこい。嘆くだけで嘆いて、何も変わろうとせず、何の、覚悟もないままやり直したいとのたまう、お前の背中を僕が押してやるよ。
ところで、お前は何をやりなおしたいんだ?
 
モテなかった中学時代か、行きたい大学に落ちたことか、毎日だらけて過ごしてしまったことか。それとも、悔やんでるだけで日々が過ぎてしまったことか。本当にやりなおしたいことなんて1つもないんだろうに。
友達がいないこと、頭の悪いこと、これからの、人並み以下な面白みのない人生を、やりなおしたいと思うことで、乗り切ることはできなくとも楽になる、そのことを僕は知っている。何かやらねばならないのは過去の自分であるはずがない。だから、やっぱり楽になりたいだけだろ。
 
僕はこの男に、やりなおしたいだなんて思うことをやめさせたかった。そして僕が蹴り飛ばすことによって、この男はやりなおしたいだなんて、ふざけたことを思うことをやめるような気がした。しかし、こいつもただ人気グループのヒット曲を叫んだというだけで、もし僕が本当に蹴り飛ばしてしまったら、と思うと、ちょっとかわいそうになった。ドラえもんがいないノビタ君みたいな、なさけない顔をした男だった。小学校の学芸会ではセリフのない木の役とかやってるような男だったんだろう。こいつはそんな顔してる。
 
・「僕の名前は、バイト君」

そういう僕は小学校の学芸会では子供その3をやった。本当は木がやりたかったんだけど。子供3と大人2と木1が空いてて、子供3を選んだ。心のどこかではセリフが言ってみたかったのかもしれない。それか、木の顔ぶれを見て、ここまでは落ちたくないとでも思ったんだっけか。
そういえばあのクラスで一番かわいかった主役の女の子は女優になりたいって言ってたけど、まだテレビで見たことはない。これからも見ることはないだろう。
僕は、学芸会では子供3だったけれど、いつか、どこかでは、主役になれるんだって信じていた。ところが、小学校の学芸会で主役だった女の子がテレビドラマの主役になれないように、僕もまた、どこにいっても、いるんだかいないんだかわからない端役しかやらせてもらえなかった。
自分なんて、いるんだかいないんだかわかんないどうでもいい奴だと思い知らされ、納得し、受け入れることで、すり減っていった。もう、しんどいことはしたくないと思った。負けでいいから勘弁してほしい。だるい。
学芸会で子供3だった僕は大人になって、バイト君という役どころをこなしている。そんなものだと、あきらめて、つまらないつまらないと言いながら、無気になったのはいつの頃からだったろう。
バイト君は、怒鳴られ、嫌味を言われながら、その日1日をやり過ごすので精一杯だ。
どこにいっても主役になれなかった。これからもなれない。でも、そんなことで、もう自分をすり減らしたりしたくない。そんなことは、させるものか。もう嫌だ。どうにかしなくちゃ。自分を丸ごと抱えて肯定することは、今更できない。なんとか全てを否定しなくてすむように。なれないものか、できないものか、もう遅いのか、こればっかりは駄目なのか、これだけじゃなく駄目なのか。
 
そうだとしても。そうだとしても、やりなおしたいだなんて僕は言わないよ。僕が背中を蹴ろうとした男にも言わせない。リライトはできないよ。でも、できない、なんて言うな、しないんだって言い張れ。
自分の意思でしないんだって、ふりでもいいから、言えよ。
 
そんなことを思ううち、信号は青に変わって、人にぶつからないように緊張しながら、息を止めたまま交差点をわたりきるころにはあの男もあの地味な新興宗教にでも入ってるかのような地味なグループは見えなくなっていた。(終わり)
 
藤山 隆
メールアドレス  mercibeaucoup0119@mail.goo.ne.jp
 
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いままでの投稿原稿

2007.7.27 「不登校体験記」
2007.8.3 「ゼロからの自分 イチからのスタート」
2007.8.3 「憂鬱から生まれた歌人」
2007.8.27  「「駅のベンチ」―はじめて学校に行かなかった日―」
2007.9.3 「憂鬱から生まれた歌人」第二話
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2007.9.25 「氷河期世代は行動する」
2007.10.9 「詩」
2007.10.9 「元・不登校児 はじめてのアルバイト体験談」
2007.10.22 「恋する権利」

投稿原稿 「mement mori」

投稿原稿  mement mori ハヤカワナオミ
 
今やっと目をあけて 眩しさを知る
 
ばら色の呼吸をし 前に踏み出す勇気を出す
 
たとえどの道を通っても最後にあるものから逃げ出すことは出来ず
 
あなたがわたしの首に手をかけ 力を込めようとも
 
わたしはあなたを愛し続ける 自信を持ってそう言える
 
 
この道を選んだことが間違いなのかそれは誰にもわからず
 
たとえどの道を通っても最後にあるものから逃げ出すことは出来ず
 
それを受け入れる準備をしながら生きていく
 
 
あなたがわたしを水に沈め わたしから息を奪おうとも
 
わたしはあなたを愛し続ける 自信を持ってそう言える
 
目を開けた世界が幸せに満ち溢れていなくても
 
わたしたちは歩いてゆく 手を繋ぎ歩いてゆく どこまでも
 
 
眩しさが偽物だとしても 雲が晴れるのを待つ いつまでも
 
たとえどの道を通っても最後にあるものから逃げ出すことは出来ず
 
わたしたちはそれを受け入れる準備をしながら生きてゆく
 
終末の鐘がなる大きく響くその音に耳を傾ける
 
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2007.7.27 「不登校体験記」
2007.8.3 「ゼロからの自分 イチからのスタート」
2007.8.3 「憂鬱から生まれた歌人」
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2007.9.3 「憂鬱から生まれた歌人」第二話
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2007.9.25 「氷河期世代は行動する」
2007.10.9 「詩」
2007.10.22 「元・不登校児 はじめてのアルバイト体験談」
2007.10.22 「リライトって、言わないで」

今日のオールニートニッポン 2007年10月22日号(第19号)

2007年10月22日号(第19号)
 
・今週のネットラジオは巨椋修の「オグラジオ」。オールニートニッポン放送開始1周年を祝い、夜9時から深夜未明まで、特大バージョンでお送り致します!(極秘ゲストも多数予定!スタジオ見学も募集しています!
 
貴戸理恵の「不登校系トークラジオ」に出演して下さる不登校の経験をお持ちの方、または現在不登校の方を募集しています。まずはメールにてお気軽にお問い合わせ下さい。(宛先はann@kotolier.orgまで)
 
今号もどうぞお楽しみ下さい!
 
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◆ラジオ
 -「第4回 オキタリュウイチ"生きテク"ラジオ」ポッドキャスト&オンデマンド版を配信!
 -「オールニートニッポン from 富山!」ポッドキャスト&オンデマンド版を配信!
 -「GALセラピーお悩み相談室 第3回」ポッドキャスト&オンデマンド版を配信!
 -「雨宮処凛のオールニートニッポン1周年記念」ポッドキャスト&オンデマンド版を配信!
 
◆エッセイ
 -白井カツミ 第14回「歪み」
 -白井カツミ 第15回「否定できないもの」
 -くまき由佳 第13回「野生(レイ)の勘」
 -くまき由佳 第14回「野生(レイ)の勘 2」
 -赤木智弘 第9回「次世代ハードが心配だ」
 -赤木智弘 第10回「逆転裁判の心地よさ」
 -遠藤一 第8回「僕が「レン空」をはじめるまで/その4」
 -投稿原稿 「恋する権利」
 -投稿原稿 「リライトって、言わないで」
 -投稿原稿 「mement mori」
 
◆注目のニュース
 【ニート・フリーター】
 -母親と一緒に入社式へ行く新入社員たち
 -パートの厚生年金加入…格差解消が目的 対象者は限定的
 -小学生に体験講座 福祉マインド磨く
 
 【ひきこもり】
 -引きこもり予防から就職まで 相談窓口を一本化 県、若者支援センター開設
 -引きこもりの6割、不登校経験 京都府、自立へ就労支援など検討
 -"ニート"からの脱出を目指すEZweb向けシミュレーションゲーム
 
 【いじめ・不登校】
 -“いじめ克服”内藤が先生になる
 -いじめ見つめ心一つに 小中生劇団、高山で21日晴れ舞台
 -不登校問題 まずは親のケアから
 
◆イベント(10/23~10/31)
 -10/24(火)18:30~20:30 若者の労働問題を考える
 -10/25 チャンスへTry!就職面接会
 -10/28  ジョブチャレ 農業体験コース:りんご農園でキミも就労体験!
 -10/28 秋の特別セミナー「ひきこもりをより深く考える、親のためのワークショップ」(全4回)
 -10/29~11/2 ステップアップ講座
 -10/29~12/25 ジョブクラブ第3期
 
◆事務局よりお知らせ
 -オールニートニッポンに原稿を載せませんか?
 -番組に遊びに来ませんか?
 -オールニートニッポンのSTAFFになりませんか?
 
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2007年10月24日

11/6 「雨宮処凛のオールニートニッポン」公開生放送開催のお知らせ

今月のテーマは「格差社会とニッポンの教育」!
★☆★「雨宮処凛のオールニートニッポン」公開生放送★☆★
 
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今月の「雨宮処凛のオールニートニッポン」は、経済アナリスト森永卓郎氏、元ミスター文部省・寺脇研氏、足立区にある東京都立江北高等学校定時制教諭・元木史昭氏をゲストにお招きし、今日の教育現場の現状、今後の社会や産業構造の変化、そして、新時代のニッポンの教育はいかにあるべきなのかについて、ざっくばらんにお話をいただきます!
 
格差社会の行方、日本の教育に強い関心をお持ちの方々、学生、教員、子育て中の保護者の皆様などなど、ぜひこの貴重な機会にご来場いただければ幸いです。どうぞお見逃しなく!!
(※この放送はインターネットラジオでも生放送でお聴きになることができます。)
 
【日時】 2007年11月6日(火) Open 18:30 / Start 19:00
 
【会場】 アップリンクファクトリー(渋谷)
 http://www.uplink.co.jp/info/map.html
  
【出演】 森永卓郎(経済アナリスト)、寺脇研(京都造形芸術大学教授)、元木史昭(東京都立江北高等学校定時制教諭)、雨宮処凛(作家)
 
【プログラム】
 
■第1部(19:00~21:00)
 インターネットラジオ放送 テーマ:格差社会とニッポンの教育
 
■第2部(21:10~21:50)
 放送終了後のトーク、会場のみなさんとの質疑応答
 
■打ち上げ(22:00~別会場にて)
 
【定員】 80名
 
【料金】 前売り\1500/当日\1800円
 
【URL】 http://www.allneetnippon.jp/2007/10/116.html
 
【事前申込(前売り扱い、当日精算になります)】
○件名「11/6 雨宮処凛のオールニートニッポン 参加希望」
 ※申込み締切り:11月6日(火)AM10時まで
 ※下記に必要事項をご記入の上、ann-entry@kotolier.org 宛にメールをお送りください。
 
○問い合わせ先:ann@kotolier.org
 ※お名前、メールアドレス、問い合わせ内容を明記してください。
 
――――――――――――申し込みフォーマット――――――――――――

■ お名前:
■ 所属(学生は大学および学部・学年など):
■ メールアドレス:
■ 緊急連絡先  :
■ 申込理由(3行程度):
 
■ 出演者への質問:
 
――――――――――――申し込みフォーマット―――――――――――― 
 
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NPOコトバノアトリエ「オールニートニッポン事務局」
担当:小穴、山本
〒113-0033 東京都文京区本郷1-14-8 丸山ビル5B
TEL / FAX:050-1071-8324
Copyright (c) NPO Kotoba no Atelier All rights reserved.

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2007年10月26日

◇生放送を聴く:10月26日(金)21時~

オールニートニッポン1周年記念
巨椋修のオグラジオ オールナイトスペシャル!

ogura.jpg
 
2006年10月27日に放送を開始したオールニートニッポン。
本日は1周年記念と題しまして、オールナイトでお送りいたします!
 
play.gif←本日の放送は終了しました。次回の放送は11月2日19時~です。
 
【パーソナリティ】
巨椋修
 
【アシスタント】
小穴哲至
 
【ゲスト】
オキタリュウイチ
白井勝美
土岐小百合
夏目涼介
古澤克大
ほか
 
【放送日時】

2007年10月26日(金)21:00~

 ※放送を聞くためには「Windows Media Player」が必要です。

 ※ライブ音声が途中で止まった場合は、Windows Media Playerの再生ボタンをクリックしてください。
 
【ライブチャットルーム】

番組放送中、番組に対するご意見・ご質問をライブチャットでお寄せください。

(ご記入いただいた内容は番組中にご紹介する可能性があります。)

⇒⇒ コチラをクリック
 
【ご意見・ご感想用BBS】

番組放送中、BBSを開設しています。ご意見・ご感想をお寄せ下さい。

(ご記入いただいた内容は番組中にご紹介する可能性があります。)

⇒⇒ コチラをクリック
 
感想はこちらへmail.gif

2007年10月30日

巨椋修のオグラジオ ~オールニートニッポン1周年記念SP~

巨椋修のオグラジオ ~オールニートニッポン1周年記念SP~
ポッドキャスト&オンデマンド版

ogura.jpgkoana.jpgokita-photo_110-146.JPG
 
2006年10月27日に放送を開始したオールニートニッポン。
今回は1周年記念と題しまして、オールナイトでお送りしました!
  
【パーソナリティ】
巨椋修
 
【アシスタント】
小穴哲至
 
【ゲスト】
オキタリュウイチ
白井勝美
土岐小百合
夏目涼介
古澤克大
ほか
 
【放送日時】

2007年10月26日(金)21:00~27:00


part1


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part6

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