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第6回 僕が「レン空手」をはじめるまで/その3
ども~。「レンタル空手家」です。
お盆はどうでしたか?
僕は人の少ない東京で、いつも通り過ごしてました。
東京・花小金井で行う「ほのぼの空手教室」3回目を行います~。
普段体を動かしてない人も、レッツ運動!
夢を見るには、きっと体力が必要なんだ!
終わったらワンクルの鍋にどんぞ!
詳しくはこちらのページをどんぞ!
参加希望の方はメールくらはいな!
では、「僕レン空」を。もう少し続きます。
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二〇〇一年、春。二十一歳 ―。
「いつまで続くんだ、こんな毎日…」
僕は、いつものように十二時間近くの薄く長い眠りから覚めると、かったるそうに布団から起き上がりました。
カーテンの外は、これもいつもと同じように、夕刻過ぎでした。
一年ほど前、二十歳になった僕は、親に頼んでワンルームでの一人暮らしをさせてもらっていました。
家庭にいると、自分がいたたまれないようで、家族にも迷惑をかける気がしていたからでした。
実際、家族はいつまでたっても勉強や将来のことにやる気を見せない僕にイラ立ち、ピリピリしていました。
家を出た直後は、アルバイトをして自活して行くつもりでしたが、すぐに引きこもりに変わりました。
毎月、親に仕送りをもらっていました。
「腹減った…。」
そう思っても冷蔵庫の中にはもう何も入っていませんでした。
戸棚の奥に残っていた白砂糖も、昨夜食べ尽くしてしまったばかりでした。
「買いに行くしかないか…。」
外に出ると、またあの声と向き合わなくてはいけません。
「いつまでこんな暮らしを続けているんだ?」
深夜、人通りのなくなった頃、何日も着替えていない服にコートを羽織って、帽子を被り、外へ出ました。
コンビニのATMで金を下ろす時は、苦痛の瞬間でした。
「あんなに嫌な親から、どうして金をもらってまで生きているんだろう…。」
それでも下ろし、100円ショップで食料を調達した帰り、ブックオフで古本を漁ります。
少なくとも、買った本を読み尽くすまでは、現実に向かい合わないでいられる…。
部屋の中は、古本や古マンガだらけでした。
そんなある日、たまたま外に出かけている時、昔遊んでいた仲間から連絡が入りました。
代々木駅のホームでした。
彼女はほとんど泣いていました。
「○さんが亡くなったよ。」
友達が死んだと聞かされるのは、これで三人目でした。
亡くなった彼女は、生きようとして色んな試みをやっていました。
自傷行為の自助グループを立ち上げたり、自分の書いた詩を出版しようともしていました。
手首を切ったり薬の多量服用はしていましたが、生きるために何が必要か、模索していました。
死因は心停止による事故死でした。
自傷行為や薬の過剰服用を繰り返すと、心肺機能が低下し、少量の薬でも心臓に大きな負担がかかって停止してしまうことがあります。
彼女はその危険性を知っていたのですが、過剰服用をやめることは出来なかったのです。
通夜と葬式に出ました。
「ココロ系」の仲間は集まっていたのですが、彼女の地元の友達は一人として来ていませんでした。
納骨の後、彼女の家族の無理をしたような笑顔に耐えられなくて、先に一人で帰りました。
とてもよく晴れた日でした。
何かしたいと思いました。
憎かった。
彼女をこんなふうに追い詰めた世界が憎かった。
だが、それからも引きこもり続けました。
<続く>
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いままでの「レンタル空手家日記」
2007.7.12 第1回「はじめまして、レンタル空手家です」
2007.7.20 第2回「僕が『レン空』をはじめるまで/その1」
2007.7.27 第3回「僕が「レン空」をはじめるまで/その2」
2007.7.30 第4回「ほのぼの空手教室をやってみて」
2007.8.8 第5回「劇団内、空手部~!」
