![]()
第4回 労働と福祉の連携
最近、労働組合経由の相談が何件かあった。
今週は、首都圏青年ユニオンの組合員の人が生活保護申請をするのを、同行して手伝った。
また、フリーター全般労組の人がつないでくれた人もいる。
そういえば、労働組合ではないが、こちらでもおなじみの雨宮処凛さんから聞いて連絡してきた、という人もいた。
去年から私は、労働問題や多重債務問題の背景には、一定の確率で〈貧困〉の問題が潜んでいるといったことを主張してきた。
そしてその延長線上で、いろんな分野の人と共同で〈貧困〉の問題に取組む「反貧困ネットワーク」を作った。
その過程で、今まで出会う機会のなかった労働分野の人や多重債務分野の人と、顔の見える関係ができてきた。
「顔の見える」というのは、大切な安心感だ。「そういう活動がある」ということを情報として知っていても、それだけではなかなか安心して紹介できるものではない。
「あの人がやってる」というのが見えてきて、ようやく「こういうところがあるから相談してみる?」と人に紹介することができる。
自分もその分野のことを学んでみようか、と勉強する気にもなる。
今週は、首都圏青年ユニオンの団体交渉を見学し、派遣ユニオンの人たちと会合を持った。
どこでも、尊敬すべき人たちが、真摯に活動している姿が見えてきて、それがさらに安心感につながっていく。
連携とか、ネットワークというのは、結局そういうことなんだろう。
先月は、北九州で生活保護を打ち切られた後に餓死した人の事件があった直後、あるブログの運営者から、「うちにこんな相談がきている」と北九州市の人の件で相談があった。
さっそく北九州現地に連絡したところ、法律家の人たちが即座に動いてくれて、連絡のあったその日に家庭訪問と生活保護申請が実現した。
昨日、北九州から「無事に生活保護が開始された」という連絡を受けた。
今月末には、北九州でご本人ともお会いする予定だ。
そうやって、一つ一つの連携を積み重ねることが、お互いの信頼感を高め、政治や社会に対する怒りを共有させていく。
それが、私たちの「力」となる。
感想はこちらへ![]()
いままでの「貧困襲来」
2007.7.17 第1回「このままでは本当に殺される」
2007.7.24 第2回「日雇い派遣は貧困ビジネス」
2007.7.30 第3回「ピエロの一票。一発食らわすつもりで」
