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第3回 弱者暴力との抗争――内藤朝雄氏のよわよわしさについて(前半)
いじめ研究者の内藤朝雄氏が「パワハラネット」(http://www.pawahara.net/index.html)を立ち上げているのを知って、脱力してしまった。
内藤氏はかつて、杉田が稲葉振一郎氏の『「資本」論』を批判するエントリーをブログで書いた時(http://d.hatena.ne.jp/sugitasyunsuke/20050923)、ご自分のブログで杉田の批判(というより、杉田の文意を一切読まない難癖)を行い(http://d.hatena.ne.jp/suuuuhi/20051112)、トラックバックを付け、かつ杉田のブログに同種の書き込みをした。その内容があまりにひどかったから、杉田は内藤氏に逐語的な反論を書いた(http://d.hatena.ne.jp/sugitasyunsuke/20050923コメント欄)。すると内藤氏は、それには一切答えず、稲葉氏のブログで「この件では論陣をはる必要を感じています」(http://www.meijigakuin.ac.jp/~inaba/books/books.htm)と、稲葉氏その他に共同戦線を張って杉田を叩くよう、持ちかけた(お気の毒ながら、当然、憫笑的にスルーされてしまったみたいですけど)。その後2年近くが経過したが、内藤氏が杉田の批判に正面から答えた形跡は、今もない。
さらに、最初の論争から1年以上が過ぎてから、或る杉田のエントリー(http://d.hatena.ne.jp/sugitasyunsuke/20070119/p1)に関して複数のブロガーが批判的意見を交している場所(http://d.hatena.ne.jp/demian/20070128)で、内藤氏は、またもや唐突に割り込んで《大衆崇拝と妬みとやつあたり。自分が勝手に「恵まれている」イメージを投影した他人に対する、「恵まれたおまえの存在は恵まれないおれ=大衆の苦しみのなかで、距離ゼロの地点で共軛的に、左翼思想で武装したおれのいてもたってもいられぬ「いま・ここ」の気持ちに立ち現れる、関係の絶対性だ→「だから」おまえは滅びるべきだ。おまえを壊してやる、喉ぶえを掻き切ってやる」という血走った叫び。聖なる大衆の受苦状態をこの身にどれだけ刻印しているかの深さの差異をめぐる、仲間内のつつきあいで、めでたく自滅》(同コメント欄)……云々、とかなり「血走った叫び」を書いた。かつて稲葉氏らに「この件では論陣をはる必要を感じています」と扇動を試みたように、この時も「右でも左でもないリベラリストの独立勢力に、こういう人間類型を入れないことが大切だと思います」と、堂々と煽って恥じなかった。
自分のメガネに適わない「人間類型」を最初から切り捨てた上での「リベラル」って、何だろう。と、そういうことを考える前に、内藤氏の上記のやり口は、人としてまっとうなんだろうか。内藤氏のふるまいこそ、世間的にはパワハラとよばれるものなんじゃないか。そもそも最初に内藤氏が「論陣を張ろう」と集団リンチをもちかけた時、杉田は全くの無名人で、内藤氏は地位も名誉もある大学教員だったのだから――もちろん議論=論争に身分や地位なんて何の関係もないのだけれど。内藤氏には、自分の言動の矛盾についての自覚が全くない。一対一では相手に面と向って反論できず、集団を扇動して執拗に他人を潰そうとする。そういう人物が、いじめ研究とかリベラルとか、まして人様のパワハラ相談(!)をしているのだから、皮肉ではなく、世の中は謎めいている。What A Wonderful World!
リベラルな人間同士の対等な対話を尊重するんだ、と叫びながら、気にくわない他人に「お前はリベラルじゃない!(狂人?左翼?)」とレッテルを貼って、独断的に排除していく。そういう人は自称リベラリストにうようよといて、その哀れな末路は今も昔も「めでたく自滅」しかありえない――内藤氏自身が仰っているように。
しかし、内藤氏のような「大学知識人」の心底情けないパワハラに限られない。私は次のタイプの奇妙な矛盾を、ここ2年ほど、いやというほど味わわされてきた(具体的な迎撃=批評は、別の形で、本名を名指して、ちゃんと書く)――ひきこもり者の被害者意識の絶対化を紳士面で批判しつつ、誰よりも屈折した被害者意識を無意識に撒き散らして、周りの人や高齢の親を(金銭的にも)どこまでも疲弊させていく人。自分はストーカー被害者だと公言し、被害者の会の発足まで訴えながら、自分こそがネットや2ちゃんで他人の個人情報を無断でばらまき、ねちねちとストーカーまがいを繰り返す人。自分は集団ストーカーの被害者だと訴えつつ、あらゆる他人に対して、「あなたもストーカーでしょ?」と関係妄想的な難癖を続ける人……。
偶然の一致では片付かない。これらの奇妙な自己矛盾が、なぜ、至るところで、草の根的に繁茂していくのか?
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いままでの「いきすべき批評」
2007.7.17 第1回「息するあいだ、希望はある」
2007.7.25 第2回「ちびしすぎる、なにも…かも!!――いましろたかし『デメキング』」
