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第3回 不登校・ひきこもりの凶悪事件 その2
ひきこもり経験者や、不登校経験者が凶悪犯罪を起すというイメージが本当かどうかというテーマで話しているんだけどね。
確かにとても目立つんだよ、不登校・ひきこもり経験者の凶悪犯罪ってヤツは!
ここ一年くらいでも、何件か起きて報道されています。
ここで先に結論をいっておくと、
「不登校やひきこもりの人は、みんなみんないい人」
なんていうのは、釣り好きの人が「釣りが好きな人に悪い人はいない」というのと一緒で、何の根拠もないことなんだよ。
では「そんなのは、不登校やひきこもりのごく一部の人がやるだけで、一部の事件でひきこもりや不登校児童生徒全体が、凶悪犯罪をするような目でみないでほしい」というのはどうか?
これもすごく当たり前のハナシで、そもそも凶悪犯罪自体が、【ごく一部】の人しかやらないもので、ひきこもりや不登校の人=凶悪犯罪なんてことはない。
ない……、が……
ここでいささか乱暴だけど、ひきこもりや不登校経験者と、そうでない人という分け方をした場合、ひきこもりや不登校経験者が凶悪犯罪者となる確率は多いという見方もできるんだ。
例えば、不登校児童生徒というのは、15歳以下の総人口が約1.800万人のうち、わずか13万人くらいしかいない。
ひきこもりの総人口というのは不明だけど、ニートの場合、内閣府の発表によると85万人であるらしい。
増えた増えたといっても、不登校もニートも、それらの総人口からみれば2~3%の少数派なんだよ。
凶悪犯罪といってもいろいろあるので、振れ幅や間違いの少ない殺人事件に限ると、この日本で起こっている殺人事件は、全国で年間1.400件前後、うち少年犯罪は年間100件前後起こっているのな。
つまり、ほんの2~3%の『不登校・ひきこもり・ニート』の人が、殺人事件を犯した場合、確率はドーンと上がるの!
ドーンと!!
おまけに、17歳の高校不登校であった少年が犯した【西鉄バスジャック事件】や、29歳のひきこもり者が、小学四年生の少女を9年間も拉致監禁した【新潟少女監禁事件】など犯罪史に残るような事件もある。
特に不登校やひきこもりに多い凶悪犯罪としては、家族内殺人と放火などが挙げられる。
2007年5月に母親の首を切り、その生首を持って警察署に自首した犯人は、高校を不登校のような状態であったし、2006年に連続放火をして逮捕されたタレントの熊田曜子似の女性は、小中学校時代いじめで不登校だったりね。
実のところ、オレの手元には【不登校経験者が殺人を犯した実数】とか、【ひきこもり・ニートが殺人を犯した実数】というデータはないんです。
ただ、これらのことを推測して考えると、【不登校・ひきこもりの凶悪犯罪は、決して少ないとはいえない。むしろ多いと推測できる】ということだね。
実数はぜひ社会学者の方か、不登校関係者に調べていただきたいと思ってる。
これまで、不登校やひきこもりが殺人を犯した場合、その多くの原因が
【本人が不登校やひきこもりであるため、家族からも責められ、自分の居場所をなくし、追い詰められた結果】
と、いわれているんだよ。
また、不登校やひきこもりの親が、子どもを殺したり、一家心中なんて事件もときどきある。
ここでひとつだけ、ハッキリといえるのは、『不登校・ひきこもり・ニート』の当人も親も、必要以上に責めたり攻撃してはいけないということだろうね。
ただ、正確な数値や確率を調べる必要はあると思うんだよ。
そうしないと、真摯にこの問題に向き合っているとは思えないしね。
感想はこちらへ![]()
いままでの「オグラオサムのタブーなお話し」
2007.7.13 第1回「ちょっとヘンだよ不登校業界」
2007.7.19 第2回「不登校・ひきこもりの凶悪事件 その1」
