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第3回 ピエロの一票。一発食らわすつもりで
期日前投票に行ってきた。
今のご時世、投票に行くという行為には、どこかピエロをやるような気恥ずかしさが伴う。
どうせ何も実現しないのに、一人だけ必死に何かを期待しているような滑稽さ、どうせ振り向いてもらえないのに、必死にラブレターを書いているような滑稽さが道化師(ピエロ)に通じるからだろう。
端から見ると、「バカじゃねえの? どうせ無駄だってことに、まだ気づいてないのかよ」と言われるような滑稽さ・・・。期日前投票にもかかわらず、投票所に列をなしている人たちを見て、そんな気持ちが一瞬よぎった。自分もその一人だというのに、だ。
でも、投票してきた。もしも、万が一、一票差で決まるようなことがあったら、後でとても悔やむだろうと思ったからだ。
内実はどうあれ、形式的にでも議会制民主主義が機能しているうちは、議会外闘争に走るべきではない、と言ったのは、たしかグラムシだったか。
私の友人は、「夢は、国会で自爆テロ」と言った後、「でも、そうしてもどうせ後から後から同じようなヤツが出てくるから、バカらしい。やっぱり選挙で投票するしかない」と言っていた。
考えてみれば、こんな活動をしていること自体、ピエロのようなものだ。
わずかばかりの味方しかいないのに、「社会を変えたい」などと言っている。「しょせん自己満足」と揶揄されながら、十数年も続けている。
だとすれば、今さらピエロになったとして、何を恥ずかしがる必要があるか?
――結局は、そうやって開き直ることにした。
今日は、日中ずっと、全青司(全国青年司法書士協議会)の主催した「生活保護110番」にはりついていた。
10時から4時まで、7回線引いたフリーダイヤルがほぼ鳴りっぱなしで、東京地区だけで131件の電話がかかってきた。全国29箇所で100回線を引いてやったので、全体では1000件近くに達するだろう。
初めてやった2004年は、125件だった。8倍近い。
朝一番にかけてきた人は、「自殺しようかと思っていた」と話していたという。
ちゃんと公的な窓口(福祉事務所)があるのに、それほど大勢の人たちが藁にもすがるような思いで電話をかけてくる。
やっぱり、この国はどうにかしている。
そう思うと、ピエロでもなんでも、やっぱり一発入れておいてよかった、と思う。ピエロの一票。今の政治に一発食らわすつもりで。
みなさんもご一緒に。
(「生活保護110番」の報道)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3620822.html
生活保護」で全国一斉の電話相談
「生活保護」をめぐるさまざなトラブルについて、全国一斉の無料電話相談が行われました。
「全国一斉生活保護110番」では、司法書士や弁護士が生活保護についての相談にフリーダイヤルで応じました。
生活保護については、今月、北九州で生活保護を打ち切られた52歳の男性が餓死し、弁護士団体が行政の対応について国に公開質問状を出すなど、社会問題化しています。
28日の電話相談では、「自分は生活保護を受ける資格があるかどうか」や、「窓口で『働くように』と指導され、生活保護を打ち切られそうで心配だ」などといった声が寄せられたということです。
主催者は、「最後のセーフティーネットである生活保護の実態を把握し、適正な運用を強く求めていきたい」としています。
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いままでの「貧困襲来」
2007.7.17 第1回「このままでは本当に殺される」
2007.7.24 第2回「日雇い派遣は貧困ビジネス」
