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ゲームあふるる国に生まれて 第2回「レイトン教授の体操」

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第2回 レイトン教授の体操
  
前回は古い話をしたので、今回は最新ゲーム。
任天堂DS用ソフト『レイトン教授と不思議な町』から話題を。
 
「発売から5ヶ月以上経ってるゲームの、どこが最新だよ」
と思われるかも知れませんが、
私にとっては、ここ1年ぐらいに発売されたゲームは全部最新です。
 
かつての、雑誌情報で購入するゲームを選んでいた時代ならともかく、
Blogなどのユーザー情報で購入ゲームを決める時代には、
そのくらいの感覚でいいんじゃないかと思うのは、私だけでしょうか?
 
さて、このゲームは「最新ゲーム」であるとはいえ、
同時に極めて古いゲームでもあります。
 
まず、ゲームの流れとしては、
いわゆる「脳トレ」タイプのゲームであり、
決してブームは衰えてはいないものの、
マンネリ感が強いのも確かです。
 
そしてなにより、このゲームの中心である「謎」自体が、
監修の多湖輝氏が1966年に発表し、
今も刊行されつづけている「頭の体操」シリーズからの出題なのだから、
このゲームの古さは折り紙付き。
 
私にとっても「頭の体操」シリーズは、
かつての深夜テレビ番組「IQエンジン」でその存在を知り、
「ハマった!」とは言わないまでも、
それなりに本を買って、知的なパズルを楽しんでいました。
もっとも、最近本棚の整理をしたので、今は手元にありませんが。
 
そのような「古い」ゲームが、任天堂DSという新しいデバイスを用いて、
どのように生まれ変わるのか。私の興味はそこにありました。
DSと融合することで、もっと新しい遊び方が生まれるのか、
それとも問題の古さが露呈してしまうのか……。
 
結論から言えば、何も生まれ変わってはいませんでした。
タッチスクリーンのおかげで、マッチや紙やペンを用意することなく、
パズルを純粋に楽しめました。
それは「頭の体操」の魅力を増しこそすれ、興味を逸らすことはありません。
 
しかし、かといって「本よりもDSの方が優れている」と言うわけでもありません。
本であってもDSであっても、
頭の体操の楽しさは決して変わることはありません。
DSでは明確な回答のある問題しか再現できないということも
あるのかも知れません。
 
ならば、値段が高いのに、
本と同じ楽しさでしかない「レイトン教授」がハズレかといえば、
そんなことはありません。
本とダブる問題もありましたが、それでも「損した」とは思いません。
 
唯一、ストーリーは単純すぎて不満なのですが、
それは私が、「IQエンジン」での、
鴻上尚史が主催する劇団、第三舞台が演じる、
時に真面目で、時にばかばかしいという、
「頭の体操」の世界を見事に具現化した寸劇を期待してしまったからで、
「レイトン教授」の主購買層を考えれば、
このくらいのおとなしいストーリーであるべきなのでしょう。
 
結局、「古かろうが新しかろうが、面白いものは面白い」ということを
レイトン教授は教えてくれました。
 
「頭の体操」という優秀なソフトウェアは、
本やTV、任天堂DSという複数のハードウェアを飛び越えて、
40年の時を物ともせず、今でも私に愉しみを与えてくれるのです。
 
特に、TVゲームというジャンルは、
映像や処理能力といったハードウェアの進化に、
ソフトウェアの価値が減耗させられていく傾向が強いので、
TVゲームでも「頭の体操」のような、
愛され続けるソフトウェアが生まれてくれればいいなと、思いました。
 
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これまでの「ゲームあふるる国に生まれて」

2007.7.17 第1回「あの頃のゲームセンター」

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2007年07月25日 08:10に投稿されたエントリーのページです。

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