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プラスの力 第2回「リアクションからアクションへ」

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第2回 リアクションからアクションへ
 
 前回は、マイナスかけるマイナスがプラスになるという考え方を拒否しよう、例えば、「正義とは悪を憎むことだ」という考え方を拒否しよう、という話をした。「悪」というマイナスの価値に、「憎しみ」というマイナスの感情をぶつけても、符号が転じて「正義」というプラスの価値が生じることはない。
 
 人気漫画で、映画やアニメにもなった『デスノート』のライト君を思い浮かべてくれるとわかりやすいんじゃないか。あの主人公ライト君にとって、「正義」というのは、この世に存在する凶悪犯たちを皆殺しにすることだった。彼は、「悪を憎む」という以外の「正義」を持っていなかったわけだ。この種の「正義」が徹底されると、どれだけおぞましい社会になるかっていうのは、あの漫画にちゃんと描いてあったはずだ。
 
 実際、今日の社会で語られている「正義」というのは、大半がこの種のものである。何か分かりやすい「悪」を設定して、それを叩く。「テロリスト」でも「ブッシュ」でも、どっちでもいいよ。人は何かを憎み、それと戦っているときに、「正義」を感じることができるものらしい。
 
 例えば、左翼の人たちの多くはただの「アンチ右翼」だし、右翼の人たちの多くはただの「アンチ左翼」である。しかし本当に、左翼っていうのは安倍首相や「若者の右傾化」を批判することで、右翼っていうのは朝日新聞や日教組を批判することなのか?それはただ、分かりやすい敵に対して、「アンチ」というかたちでリアクションしているに過ぎないんだ。思想というのは、そんな受動的なリアクションではなく、能動的なアクションとして語られるべきだと思う。
 
 マイナスのものに対してマイナスのリアクションを返すのではなく、自分からプラスのアクションを仕掛けていくこと。反応[reaction] から行動[action]へ。これが大事だと思うわけだ。
 
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いままでの「プラスの力」

2007.7.13 第1回「初めまして」

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2007年07月20日 11:42に投稿されたエントリーのページです。

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