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プラスの力 第1回「初めまして」

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第1回 初めまして
 
どうも初めまして。
大学院の博士課程で
延々とお勉強続行中の
三ツ野陽介と申します。
以後、お見知りおきを。
 
それにしても文系大学院というのは
不思議なところで、
かつては血なまぐさい受験戦争を勝ち抜いて
調子こいていたはずのぼくも、
大学院で散々チンタラしたあげく、
今ではすっかり、
一般社会の就職市場から見放されつつある、
三十前の職歴無し男である。ご立派。
 
ぼくのように哲学や文学といった、
社会的にあまり役に立たないとされている学問を
やっている大学院生は、
俗世間から隔離された霊山で
真理を探究する僧侶かなんかのように
自分のことを思いたがるのだが、
どうも自分たちのやっていることを省みてみると、
没落貴族たちの手すさびと言ったほうが正しそうだ。
現代は弱肉強食の武家社会。
マロはこれからどうなるのであろうかね。
 
要するに何が言いたいかっていうと、
文系大学院生というのは、
社会から一応お墨付きを貰って、
ニートほど白い目で見られずに済んでいるようなところがあるが、
その実態は似たようなものかも、
っていうことだ。
 
まあ、
人様に説教たれるほどの生き方を
してはいないわけだけど、
あんまり気にしないことにしておくよ。
 
「オールニートニッポン」さんから頂いたこのスペースに、
ぼくは「プラスの力」というタイトルをつけた。
ぼくが大学院に入って以来、
ニートの皆さんに負けないぐらいに
持て余してしまった時間とエネルギーを注いで、
世界の名著からどうでもいい本まで、
様々な本を読みながら考えてきたアイディアを、
この「プラスの力」という一語で表現しようと
思ったわけだ。
一応、ぼくの乏しい人生経験にも裏打ちされている。
 
まあ、「哲学」というほど大したものにはならないとは思うけど、
これを読んでくれる人が抱えているのかもしれない「生きづらさ」を
乗り越えるヒントに
少しでもなればと思う。
 
さて、今回は原則だけ述べることにするけど、
プラスの力を得るために必要なのは、
マイナスかけるマイナスがプラスになる、
という負の掛け算を拒否することだ。
否定的なものから肯定的なものは生まれない。
肯定的なものだけが、ポジティブな価値を創り出す。
 
例えば「正義」という価値について考えてみよう。
これはまあ、
プラスの価値だね。
一方、悪っていうのがマイナスだ。
で、「正義とは何か」ということを考えたときに、
それは「悪を憎むことだ」って答えたとする。
でも「悪」っていうのはマイナスで、
「憎む」っていうのもマイナスだ。
つまり、「悪を憎む」っていうのは
マイナスかけるマイナスの掛け算で、
この数式の解が
「正義」というプラスの価値になるっていう
計算をやってることになる。
こういう考え方を拒否しよう、
っていうのがぼくからの提案だ。
「正義」や「善」というのは、
悪を憎むことではなくて、
良きものを愛することだと思うんだけど、
どうだろう。
つまり、プラスかけるプラスの掛け算だ。
 
これが「幸福」でも同じこと。
幸福みたいなプラスの価値は、
自分の不幸を呪ったりするマイナスの掛け算からは
決して生まれない。
プラスの価値は、
プラスの力からしか生まれない。
 
と、まあこんな感じのことを、
このスペースで書き連ねていきたいと思うので、
今後よろしくお願いします。
 
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2007年07月13日 12:36に投稿されたエントリーのページです。

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